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特産品で食育を推進「カムカム30切り干し大根刈谷制作委員会」とは(3/3)

特産品で食育を推進「カムカム30切り干し大根刈谷制作委員会」とは

愛知県刈谷市を中心に、特産品の切り干し大根のPRと噛むことの大切さを教える食育を目的とした「カムカム30切り干し大根刈谷制作委員会」を発足しました。子ども向け食育DVDの制作や、切り干し大根のレシピ配布などを通じて、切り干し大根の魅力を伝えています。活動を続けてきた結果、最近では切り干し大根に関心を持ち、積極的に食べようとする動きも出てきたそうです。刈谷市役所健康推進課の青木洋子(あおきようこ)さんに、話をうかがいました。

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レシピが人気!切り干し大根を使った食育の輪

大根
カムカム30切り干し大根刈谷制作委員会による取り組みは、市内の至るところで行われています。小学校や婦人会、老人会、JA、市の検診の待ち時間、子どもを対象とした歯に関するイベントでDVDを放映しました。市役所内の期間限定ブースにて切り干し大根のレシピを配布するなど、各所でPR活動に力を注いでいます。

「イベントでレシピを配布しても、用意した分がすぐになくなる」と青木さん。このことから、多くの方が切り干し大根に関心を持ち、積極的に食べてみようという啓発にもつながると感じています。

「また、取り組みを通じて、市民の栄養の摂取や咀嚼力の向上、食育、健康意識の向上にも繋がっていると考えています。今後も引き続き、カムカム30切り干し大根刈谷制作委員会の取り組みについての周知や、噛むことの大切さを知ってもらう啓発に努めていきたいですね」。

特産品といえば地域外への発信を考えがちですが、刈谷市では地域内での食育に活用してPRにつなげ、さらには住民の健康にも貢献しています。

地域の農や食文化を継承するためには、外ばかりでなく、内に目を向けてみることも大切なことだと再認識してみてはいかがでしょうか。
 
 
刈谷市役所
 
画像提供:刈谷市役所

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