圃場をセルフチェック! 安全性を確かめ評価の高い商品を
資格を取得したら、実際に自分の圃場を調査してみてはいかがでしょうか。自分の圃場の水質の美しさや生態系の豊かさを確認できれば、そこで生産した米に安全なことを表すラベルを貼ることができます。これがあれば消費者も安心して手に取ってくれそうですね。もしも診断結果が思わしくない場合でも、水田環境鑑定士の知識があれば専門家に頼らずとも圃場の改善につなげられます。
また、ホームページやSNSを活用している生産者の方は、商品だけではなく、圃場の情報も公開してみましょう。日頃消費者が目にすることのない圃場の写真や圃場に生息する生物の写真を合わせて投稿すれば注目度も高まりそうです。季節によって変化する環境を発信することは生産工程の発信にもつながり、アピールの幅が広がります。
食の安全性は、消費者の購買における重要度がますます高まる傾向にあります。有機農作物を販売するためには費用がかかるうえ、有機JAS規格の厳しい検査を通過しなければなりません。水田環境鑑定士が鑑定した正しい生態系が存在する環境で生産された商品であれば、農薬使用の有無とは別の観点から、消費者からの信頼を得られることができそうです。
協会のホームページでは協会に所属する水田環境鑑定士の活動内容が確認できますので、調査内容を詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてください。
<参考>
米・食味鑑定士協会
上記の情報は2018年2月20日現在のものです。