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NTTグループが連携し、ICTで食農分野に新しい価値を「NTT」(3/3)

NTTグループが連携し、ICTで食農分野に新しい価値を「NTT」

国内の電話事業からスタートし、今日では海外を含めたデータ通信をはじめとする多種多様なサービスを展開するNTTグループは、社会と時代の要請に応えて、日本の通信の歴史を築いてきました。
近年は様々な分野で、グループが持つ「ICT=情報通信技術」と研究所の先端技術を活用した課題解決と、新しい価値の創造に力を注いでいます。農業もその一つ。生産現場では就農人口の減少や高齢化、流通・販売・消費等の場面では、販路の確保や輸出増といった課題を解決すること。同時に、さらなる生産性の向上や、高付加価値化を推進することは、農業を次の世代へとバトンを繋いでいくためにも大きな意義を持つ取り組みです。NTTグループが目指す「農業に貢献する姿勢」とは。

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パートナーとのシナジーで畜産の現場を変える! NTTテクノクロス


畜産・酪農の分野で他社とのパートナー連携を進めているグループ会社に、NTTテクノクロス株式会社があります。同社は、NTT研究所の最先端技術をユーザーに届けることを目的に、強みのある製品・技術を掛け合わせて競争力のある製品を世に出すことと、強い技術をもとにして、他社のビジネスとの掛け合わせで相乗効果を生む企業活動を行っています。
「ビックデータの活用とAI×IoT、画像分析で、家畜を育てる場面の労働の軽減を目指しました」と話すのはNTTテクノクロス株式会社メディア&モバイル事業部の高橋忠(たかはし ただし)さん。
同社は、農業コンサルティング事業を展開するデザミス株式会社と、牛の行動をモニタリングするシステム「U-motion(ユーモーション)」を開発しました。また、各種飼料の販売を行う伊藤忠飼料株式会社と、ブタの体重をスマートフォンで推測する「デジタル目勘(めかん)」を開発中です。
同社は2018年2月26日~3月1日に、スペイン・バルセロナで開催されたMobile World Congress(MWC)2018にNTTグループの一員として「U-motion」と「デジタル目勘」を出展し、世界でも注目を集めました。
http://2020.ntt/mwc/jp/agriculture/ag02.html

牛の行動を分析し、牛の健康を管理する「U-motion」


「U-motion」は、牛に取り付けたタグに内蔵した複数のセンサーのデータをクラウドに収集し、「採食、飲水、反すう、横臥(おうが)、起立、歩行」といった、牛のあらゆる行動をリアルタイムで分析して、「見える化」を図るサービス。「牛は資産価値の高い家畜なので、一頭の損失は生産農家にとっては大きな損害につながる。そうかと言って、一頭一頭をつぶさに観察することも難しい。また発情時期を逃すことも同様に大きな損失につながるので、牛の個体管理の自動化、省力化を進める必要がある。畜産業を維持することを考えても、農家の負担を減らすことに取り組まなければならない」というデザミス社からの課題に、NTTテクノクロス独自のデータ分析技術で応えたサービスは、牛の行動と状態を人間に代わって観察し続けるもの。異常や発情兆候が表れた際は、モバイル端末にすばやく情報が届く仕組みは、データが蓄積されればされるほど、検知精度があがる優れものです。

ブタの体重をAIが推定するアプリ「デジタル目勘」


養豚農家にとってブタの体重は重要な数値です。ブタは出荷後、様々な基準で格付けされ、価格が決定しますが、中でも「重量」は、評価を決定づける最も重要な指標となっています。しかし、出荷時に一頭ずつ体重計に乗せて測定するのは、作業時間、労力の両面で、難しいという現実が横たわっていました。その状況を改善するのが、ブタの体重をAIが推定するアプリ「デジタル目勘」です。アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットのカメラでブタを撮影するだけで、自動的に推定重量が表示されるシステムは、伊藤忠飼料が持つ養豚のノウハウとNTTテクノクロスの画像認識技術と独自の計測ロジックで、熟練者の目勘を再現しました。「デジタル目勘」の導入で、出荷価格の安定化や、体重測定時の労力の低減、体重管理の省力化が実現します。


「パートナー企業のスタッフの方々は、日ごろから接しているからこそ、生産者のみなさんの悩みごとを聞いたり、重労働の姿を目にしたり、現場を良く知っています。彼らの感じた課題感を共有させてもらうことが、私たちの活動のヒントになっています」という高橋さん。U-motionは「牛が横になったままや起立したままの時間が極端に多くなるのは病気の兆候。それを把握できれば、予防につながる」という畜産現場の話を聞いて、「グループのセンサー技術が活用できるのでは」という発想から生まれたシステム。「デジタル目勘も同じように、現場の省力化という課題を解決するためのアイデアを実現したものです。私たちは、生産者のみなさんの省力化、効率化に寄与できるよう、パートナーとの連携を深めていきます」。

日本電信電話株式会社
東京都千代田区大手町一丁目5番1号
http://www.ntt.co.jp/

NTTテクノクロス株式会社
東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー17階
https://www.ntt-tx.co.jp/

NEXT AGRI PROJECT 2018の詳細はこちら!

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