動画だから生まれる臨場感 レシピ動画の魅力とは
レシピ動画は、実際に商品や食材を使用しているシーンや、シズル感のある完成カットを動きのある動画で見せるので、ユーザーの「使ってみたい」「食べてみたい」という関心がより高まるといいます。
「また、ユーザーの広告に対する抵抗感が少ないのも、DELISH KITCHENの特徴だと思います。
DELISH KITCHENの場合、日常的に見ているレシピ動画と同じフォーマットで商品を使用したタイアップ動画を配信しているので、自然な流れでユーザーに商品を認知してもらえます。
インターネットの広告はユーザーに敬遠されがちですが、DELISH KITCHENのタイアップ動画は10人中9人が『好き』と答えるなど、好意的に捉えられているようです」。
レシピ動画へのこだわりと、地域への好影響
DELISH KITCHENは地域PRのレシピを開発する際に、野菜を丸ごと使用したり、ご当地キャラクターを登場させて地域の認知度を高めたりするなど、地域の魅力がいっそう伝わるような工夫をしています。紹介する特産物以外にも名産品がある場合は、レシピに取り入れることもあるそうです。
自治体PRの中で好評だった動画は、宮城県の「あけてびっくり!まるごとトマトのさっぱりうーめん」です。宮城県白石市の名産品「白石温麺(しろいしうーめん)」の中に同県産のトマトがまるごと1個入っている、冷やし麺のレシピです。
「中身をくりぬいたトマトの中には、オクラやツナなどの具材が入っているので、食べるときにびっくりします」と三ツ中さん。
「あけてびっくり!まるごとトマトのさっぱりうーめん」のレシピは、2017年8月に公開。様々なSNSで配信されると、40万回以上再生され、大ヒット動画になりました。
DELISH KITCHENを利用した自治体からは、「ふるさと納税の返礼品の特産品を使ったレシピ動画を公開したら、配信月の寄付金が対前年比で140%を超えた」、「若年層に特産品の魅力が伝わる動画を配信することで、ふるさと納税の寄付金や作物の売り上げ増加に繋がっている」、「自分たちの県の食材が注目されて嬉しい」といった声が多数寄せられているそうです。
また、DELISH KITCHENの動画は、オプションを付けることで2次利用も可能。特産品を紹介するイベントや自治体のウェブサイトで利用可能になるなど、幅広く活用できる点にも魅力を感じていただいているそうです。
「過去に動画を公開した自治体から、年間を通じて活用のご相談もいただいています」。