「長期修業なし」で新規就農を実現 24歳を支えた“学び場”とは【後編】

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「長期修業なし」で新規就農を実現 24歳を支えた“学び場”とは【後編】

「長期修業なし」で新規就農を実現 24歳を支えた“学び場”とは【後編】
最終更新日:2018年11月26日

大阪駅から電車で約1時間、兵庫県中東部の篠山市。一大消費地の大阪や神戸からのアクセスの良さと、里山の原風景を併せ持つ土地です。ここで特産品の丹波黒(黒豆)や丹波大納言小豆、そして30品目以上の野菜を農薬・化学肥料不使用の有機栽培で生産するのは、大阪市出身のIターン就農農家・大坂宇津実(おおさか・うつみ)さん(24)です。農家に弟子入りなどはせず、いわば「長期修業なし」で新規就農を果たしました。就農1年目から真面目な野菜作りが評価され、すでに企業からの大口注文も受ける彼の礎を築いたものとは―?

次の世代が、「壁をぶち破る」きっかけを

現在は、週末にボランティアの学生たちを受け入れる立場となりましたが、新規就農者が増え辛い理由が理解できたと言います。「若者が農業に飛び込むまでには、3つのステップがあると思うんです。1つめは、初めて農業に触れてみて『農業って、実は楽しいんだ、田舎はいいな』と、“農業の良さ”に気が付く段階。2つめは、農家の課題に気が付き、情報発信するなど外からの視点で解決しようとする段階」。ここで留まってしまう若者が圧倒的に多いと言います。

3つめは、「自分で就農してその課題をぶち破る段階」。ここまで次の世代を導くため、自らが地域に溶け込み、続く新規就農者が続きやすい環境を整えたり、若い世代と就農者が触れ合えるイベントを企画したりしています。今年5月には、農家を志す学生、そして料理人を目指す学生を集め、それぞれのプロから話が聞け、将来のビジネスパートナーとなり得る同世代と出会えるイベント「水田レストラン」の開催を予定しています。

その心は、「篠山という土地の可能性を感じるし、プレーヤーがいっぱいいた方が地域に深みが出て面白い」という真っ直ぐなもの。次世代をも巻き込んだ未来に胸を膨らませながら、自らの夢を育ててくれた畑を、大坂さんはきょうも耕します。

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