農業体験で人を集めて農園を賑やかに

トマトのかぶり物と黄色い服が大西さんのトレードマーク
―トマトの生産以外に多種多様な活動をするのはなぜですか?
私は単純な出荷栽培だけではなくて、農業体験を兼ねたイベントも本格的にやっています。なぜかと言うと、栽培の楽しさを色んな方に知ってもらいたいからです。そのために出荷用のトマト以外にも、トウモロコシや大根、アスパラ等を露地栽培で育てています。
そして農業で地域をもっと盛り上げたい。農業体験の先にビジネスがあるかもしれないですし、農業に興味のある人にはどんどん集まって欲しいです。
お客さんに喜んで欲しいというのは、サービス業の基本ですよね。野菜とともに、時代を先取りした価値観も畑で提供するというのが私の考えです。
―農業体験は地域活性化に直接つながりますか?
食を生活の拠点にして欲しい私としては、まずは色んな人に農家の所へ来てほしい。私の農園でなくても、都市部でもいいから、農家さんのところへ。農家に人が集まるというのは、地域コミュニティができるということです。それを人々にアプローチするために、私は農業体験を通じて様々なイベントをしています。地域というのは個々の集まりですからね。