トマト農家の畑DE婚活に年間800人来場!

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トマト農家の畑DE婚活に年間800人来場!

トマト農家の畑DE婚活に年間800人来場!
最終更新日:2020年02月03日

2010年、JA全青協(JA全国農協青年部組織協議会)の会長を務めたトマト農家「キャルファーム神戸」の大西雅彦(おおにし・まさひこ)さん。出荷栽培だけにとどまらず、農業体験を通じた婚活イベントや企業研修などで地域コミュニティの活性化に努めます。「大好きな神戸をみんなで元気にしたい」と、畑でハッピーを創造する独自の取り組みを追いました。

農業体験で人を集めて農園を賑やかに

トマトのかぶり物と黄色い服が大西さんのトレードマーク

―トマトの生産以外に多種多様な活動をするのはなぜですか?

私は単純な出荷栽培だけではなくて、農業体験を兼ねたイベントも本格的にやっています。なぜかと言うと、栽培の楽しさを色んな方に知ってもらいたいからです。そのために出荷用のトマト以外にも、トウモロコシや大根、アスパラ等を露地栽培で育てています。

そして農業で地域をもっと盛り上げたい。農業体験の先にビジネスがあるかもしれないですし、農業に興味のある人にはどんどん集まって欲しいです。

お客さんに喜んで欲しいというのは、サービス業の基本ですよね。野菜とともに、時代を先取りした価値観も畑で提供するというのが私の考えです。

農業体験

―農業体験は地域活性化に直接つながりますか?

食を生活の拠点にして欲しい私としては、まずは色んな人に農家の所へ来てほしい。私の農園でなくても、都市部でもいいから、農家さんのところへ。農家に人が集まるというのは、地域コミュニティができるということです。それを人々にアプローチするために、私は農業体験を通じて様々なイベントをしています。地域というのは個々の集まりですからね。

大切なのは“食と家族”

3児の父でもある大西さん。お子さんもトマトが大好き!

―地域に根差した農業の姿ですね

食べるもの、働くところ、育児できる場所が一箇所に集約されるほど、人間らしい幸せな暮らしが実現できるのではないでしょうか。今の都市計画ですと、自宅と働く場所が離れていて通勤に1時間以上かかるという方も多いかもしれません。それを、農を中心にしてギューッと一箇所に縮める。そういうコミュニティが全国各地にできたらいいですね。

私にとって最も大切なのは、食と家族。食をセンターとして、仕事、家族、育児がいつも身近にある生活が幸せなので、自分自身がロールモデルになれたら、という願いもあります。

畑DE婚活、畑DE研修、畑DEシリーズetc

農業体験

―なぜ婚活イベントをやったのですか?

独身男女はいちばん畑に興味がないだろうと思い、そういう方々にあえて農業を意識するプログラムを作ってもいいんじゃないかと“畑DE婚活”を企画しました。社会情勢として婚活が盛り上がっていた2009年ごろは、非常にたくさんの人が集まりましたね。年間で延べ800人は参加して下さいました。ナチュラル志向も出はじめたころで、タイミングが良かったのだと思います。

農業体験

―結婚したカップルもいるのですか?

知ってるだけでも何組かいますよ!畑仕事をしていると緊張感もなくなって、はじめて会った人とでも仲良くなれます。農作業をして、バーベキューをして、他の婚活イベントにはない充実感があるみたいですね。

―他にはどんなイベントをしているのですか?

“畑DEレストラン”で収穫した野菜を料理して食べたり、園児の収穫体験の受け入れをしたり、自然のなかで和気あいあいと楽しいですよ。

農業体験
農業体験

みんなで神戸を元気にしたい

農業体験

―今後はどんなイベントに力を入れる予定ですか?

これからは“畑DE研修”として、企業とのコラボに力を入れます。地元企業とのコミュニケーションを充実させることで、より地域の活性化が期待できるのではないかと。企業からも「皆で農作業をすると社員同士のチームワークが育まれて、社内の風通しも良くなる」と好評です。

“畑DE研修”オフィシャルホームページ

婚活や生活体験のイベントは口コミで続けていく予定です。ただ単に人をたくさん集めるのではなく、本当に農業に興味のある方に来てもらえるのがいちばん嬉しいですね。

「Calfarm(キャルファーム)」の由来でもあるcreative agriculture lifeの通り、食を、農を、地域を、みんなで創造し、みんなで人生を育みたい。畑で楽しみを分かち合って、みんなで大好きな神戸を元気にしたい。時代が移り変わっても、その気持ちはずっと変わりません!

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キャルファーム神戸
写真提供/キャルファーム神戸

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取材・文/西島陽子
出版社勤務を経てフリーランスのライター・編集者に。暮らしと自然をテーマに雑誌やウェブ等で執筆中。
https://www.facebook.com/yoko.suzuki.0222

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