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ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方、使い方 ~バイオ技術者認定試験~

連載企画:ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方、使い方

ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方、使い方 ~バイオ技術者認定試験~

農産物を販売する際に、他の生産者との違いを出したいと考える方は多いでしょう。宣伝方法や販売方法、消費者へのアピールなどさまざまな手段がありますが、わかりやすく違いを出したいならば、オリジナル商品の生産が近道です。しかし、品種改良には栽培技術だけでなく、バイオ技術の知識も必要になります。
「ワンランク上の農業へ!役立つ資格の取り方・使い方」第六回では、バイオ技術の知識を身に付けた証明を得られる「バイオ技術者認定試験」をご紹介します。

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品種改良や栽培技術に役立つ!? バイオ技術者認定試験とは

生物(バイオ)や生命を生産に応用する技術、バイオテクノロジー。人間の健康や環境保全にも力を発揮しますが、農業への応用も可能です。

「バイオ技術者認定試験」は、バイオテクノロジーの知識と実験技術を修得したことを証明する認定試験です。初級・中級・上級に分かれており、初級は高等学校および高等専門学校のバイオ技術に関する課程等の在校生が受験でき、生物学や化学の基礎、遺伝の知識や育種の実験技術等を身に付けているかをテストします。

中級は、大学や短期大学、もしくは専門学校でバイオ技術に関する課程を卒業した方・卒業見込みの方が受験可能です。また、高等専門学校でバイオ技術に関する過程を卒業した方や高等学校を卒業後、バイオテクノロジー関連業務に3年以上従事した方も受験できます。生化学や微生物学、分子生物学と初級より専門性を高めた知識が必要です。

上級は、大学でバイオ技術に関する課程の3年次を修了した方や、修了する見込みのある方が受験できます。3年制以上の専門学校及び短大を卒業した方や卒業予定の方にも受験資格があります。上級の試験では実験の際の安全管理など、高度な専門知識が問われます。合格は難しく2017年度(平成29年度)の上級の合格率は約50%とされています。

もし、専門の学校で学んでいなくても、試験を実施している「日本バイオ技術教育学会」が前述した受験資格と同等の知識を有していると認定すれば受験可能です。

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