上手な水やりの基礎知識
水やりを施す際は、葉や花には直接かけることはせず、株元の周辺に与えてあげることが基本です。花に直接かけると花粉が失われて受粉を妨げる原因となり、果菜類では実つきが悪くなるおそれがあります。
葉の部分には病原菌が潜んでいる場合があるため、下手に水をかけると株全体に病気が広がってしまいます。乾燥してハダニが発生してしまう夏場には、葉裏をめがけて葉水(はみず)を与えることがありますが、これはあくまでも例外ですので花や葉には水をかけないことに注意して下さい。
また、ホースなどで乱暴に水やりすることも禁物です。株元の泥が跳ね上がってしまうことで土壌中の病原菌が葉裏に張りつき、感染を引き起こすことにもなりますので、丁寧な水やりを心がけましょう。