年々減少する豊岡市内の農業経営体
農林水産省の農林業センサスによると、豊岡市内の農業経営体の数は、2005年が3,773経営体、2010年が3,144経営体、2015年が2,543経営体と、年々減少傾向にあるといいます。(※農林業センサス調べ)
また、2010年の農林業センサスの調査では、市内の農業従事者の約7割が60歳以上であることが判明しました。
「耕作放棄地も拡大しており、豊岡市の農業は衰退しているのが現状です。特に、農家の担い手不足は切迫した課題であり、解決は急務でした。
しかし、担い手を増やすといっても、農業経営には知識も技術も必要です。そこで、就農意欲の高い若者が、就農に必要な生産技術力や、経営管理能力を習得する場として、2013年4月に『豊岡農業スクール』を開校しました。
生徒は20代が中心ですが、30代、40代で研修生となった方もいます」と森さんは語ります。
研修生は、月曜日から金曜日までの週5日、スクールに通います。また、研修生に対しては、月10万円の給付金があるといいます。