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ウチの畑は「半分、茶色い」⁈【枯れ専かーちゃんのベランダ菜園】

ウチの畑は「半分、茶色い」⁈【枯れ専かーちゃんのベランダ菜園】

2018年06月05日

自分で食べる野菜を自分で育てたい。そう思っても、都会でマンション暮らしをしながら畑仕事を始めるのはなかなか大変です。だったら、プランターで手間をかけずにプチ自給を叶えられないか。そんな思いつきで、二人の子持ちライターがベランダ菜園を始めました。ところが、振り返ってみれば、昔から植物を枯らすばかりの「枯れ専」で……。頼りにできるのは一冊の実用書とこのサイト“マイナビ農業”。手始めにミニトマトの苗とレタスの種を植えてみました。

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“枯れ専”かーちゃん、苗を買う

ベランダ菜園の王道、ミニトマトを選ぶ

ブランドをとるか、はたまた見てくれをとるか……。
5月の好天の日、たくさんの苗を前に悩んでおりました。ミニトマトを求めて、自宅近くのホームセンターにやってきたのです。

さすがにミニトマトは“ベランダ菜園の王道”といった風で、メーカーものや人気品種など、とにかく品揃えが豊富。「甘〜い」とか「フルーツみたい」などといった文句があちこちに踊り、どれも魅力的です。はて、どれにしたものか。

トマトの苗の一部。ゴールデンウィークごろが買い時といいます。

「もう、どれだって一緒じゃん!」

10分もすると一緒に来た長女が飽きてぐずり始めます。しかし、苗選びが肝心です。

なぜミニトマトなのかって、初心者でも楽しく成功体験が積めそうだから。ちゃんと実がなることを見せれば、子どもが世話を続けてくれるのではないかというもくろみもあります。

何を隠そう、母のほうは野菜どころか観葉植物だって何鉢もあの世に送ってきた大の世話下手。サボテンだって枯らしてしまう“枯れ専”です。だからこそ苗選びは重要なのです。

家庭菜園は家計の足しになるのか

「苗選びが大事なんだよ」。知った風に長女に言いましたが、じつは自分が一番分かっていません。

神奈川県の端っこ生まれ。海も山も近くにありましたが、実家は住宅地のど真ん中。遊び場でもあった近所の田んぼや畑は、次々に宅地に取って代わり、農業体験どころか収穫前の野菜の姿も知らぬまま大人になりました。

野菜も肉も魚もスーパーで買うのが当たり前。しかし、いつも店に品物が並んでいるとは限らないことも、大震災を経て身に沁みています。そこへきて昨年来の野菜の価格高騰。不安定なライター業の身、子どもが増えて懐具合も気になり始めました。

農家には以前から憧れがありました。自分で自分の食べるものを作れるってカッコイイ。その技術が身についていれば、例え仕事がなくなっても腹は満たせるし、漠とした不安も解消されるのではあるまいか。世話下手なんだけども。

売場に並んでいた種の袋。普段食べる野菜の種はたいてい手に入りそう。

苗は見た目が9割

「ママの買い物ってホント長くて嫌なんだよね」

ヘソを曲げ始めた長女に、丈夫な苗を選ぶための次のようなポイントを伝授します。

・接ぎ木苗であること
・節と節の間が詰まっていて茎が太いこと
・葉が厚く緑が濃いこと
・一番花が咲いているかつぼみが付いていること
・苗の大きさが小さくないこと

苗には種から育てられた実生苗(みしょうなえ)と、丈夫な品種に別の品種をくっつけた接ぎ木苗(つぎきなえ)がありますが、【元気な農作物作成ガイド】を読むと、初心者は接ぎ木苗を選ぶのがよさそう。

仕入れたばかりのにわか知識をしれっと披露すると、「へえー!」と急に目の色を変えた長女が苗を観察し始めます。ところが、目の前に並ぶ有名メーカーの苗は、どれもかなり小ぶりです。人気ゆえに育つ前にどんどん売れて入れ替わってしまうのでしょうか。長女も「これはおいしそうだけど小さいよね」「これは大きいけどヒョロヒョロだね」などと真剣な表情です。

一番イキの良さそうな苗を選んだ。すでに青い実がなっていた。

「これがいいんじゃない?」そう言って最終的に見つけてきた苗は、メーカーもののコーナーからずっと外れた通路に置いてありました。

言われて見れば本当に立派な苗です。青々とした葉や茎がしっかりしていて、すでに小さな青い実も2つ3つ付いているではありませんか。これならイケそうです。少なくとも2つは食べられるし。

レタスの種も買ってみた

いい苗がみつかったのに気を良くして、レタスミックスの種も買いました。ミニトマトにレタス、それにキュウリが加われば立派なサラダになるという算段です。

とはいえ、プランターや土も購入したらすでにけっこうな荷物。キュウリは次回までおあずけといたしました。

我が菜園は「半分、茶色い」

苗を植えりゃ、ベランダも畑だ

ミニトマトを植えるために用意したもの。底上げ網と一体になったプランターなら鉢底石は不要だと後で知った。

苗と種を購入した翌朝、さっそく植え付けました。用意したものはホームセンターで選んだ苗や土などのほか、ベランダに転がっていたステンレスの土入れと子どもの水遊び用のじょうろ。

ミニトマトは丸いプランターの底に鉢底石を入れて、土を入れて苗を埋め込みます。レタスのほうも四角いプランターに野菜用の培養土を入れ、種を適当にばらまいてから2〜3センチ土をかぶせます。最後にたっぷりの水をやって植え付け完了。簡単です。

植え付けは子どもに任せた。土遊び感覚で楽しんだ。

数日後、レタスの芽がうっすらと出始めました。しかし、1週間過ぎてもなぜか右半分しか生えてきません。

土をかぶせて水をくみに行っている隙に、1歳の次女がプランターをガタガタと傾けていたのを思い出しました。種が寄ってしまったのでしょうか。がーん。半分、青……いや茶色い。

レタスの種を植えてから1週間。なぜか右半分しか芽が出ない。

それからさらに10日。プランターはほぼ放置されています。

水やりなら長女が二回、自分が一回しました。ときどき窓越しに生存確認もしています。以上。

ほら、水やりなんて毎日しなくていいと【畑は小さな大自然Vol.1】で読みました。子どもも野菜も世話をしなくても育つとも言います。脇芽かきや間引きが必要なことを知らないわけじゃありません。「知っている」と「できる」の間には深くて広い川が流れているのです。その川を毎日渡っている農家さんってやっぱりスゴイ。

“枯れ専”の汚名返上のため、いまからベランダに出て世話をすべきか否か、それが問題です。

◇果たしてベランダ野菜は無事に育つのか。その後の成長の様子は次回ご報告します。

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