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畑は水やりしない方が良い!野菜づくりの新常識【畑は小さな大自然vol.1】

畑は水やりしない方が良い!野菜づくりの新常識【畑は小さな大自然vol.1】

最終更新日:2018年05月18日

こんにちは!「野菜を売らない農家」そーやんです。初心者の方がもっと楽で愉しく野菜作りに挑戦できるよう、野菜本来の姿や自然の仕組みについてお伝えする【畑は小さな大自然】シリーズ。第1回のテーマは‟水やり“。「野菜づくりにはこまめな水やりが必要」という先入観を持っている方が多いようですが、実は勘違いなのです。なぜ水やりがいらないのか、どんなコツが必要か、わかりやすくお伝えします。水やりが必要な場合もありますので、最後まで読んでくださいね!

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水やりの間違った知識を持っている人が多い

今まで300名以上の方に野菜づくりを教えて来ましたが、皆さんが必ず勘違いしているポイント、それが水やりです。「野菜づくりは興味があるんですが、毎日の水やりが続かなそうで…」と、野菜を育てるには頻繁に水やりが必要と思っている方が非常に多く、そこが野菜づくりを始めるハードルの1つになっていると感じます。僕も何かを毎日コツコツと続けるのが大の苦手なので、その気持ちはとてもよくわかります。

そんな皆さんに「畑では水やりはしなくて良いんですよ。むしろやらない方が良いです」というお話をするとびっくりされます。水やりをしなくて良い。それだけで格段に野菜づくりが楽になりますし、逆に水やりをしていることで、野菜が病気になりやすくなったりする場合もありますので、ぜひ水やりの正しい知識を身につけていただきたいなと思います。

水やりしない方が良い理由

我が家の箱庭菜園。面倒な水やりはしません。

水やりをしない方が良い一番の理由は、水やりをすることで根っこを深くまで伸ばさなくなるからです。雨と違い、水やりでは水の量が少ないので、土の表面しか濡れません。ですから野菜もその表面にしか根っこを伸ばしません。そうすると土の表面に水分がなくなるとすぐしおれてしまうので、また水やりをしないといけないという悪循環になってしまいます。

雑草は、誰も水やりしていませんが、すごく元気に育っていますよね。これはつまり雨からの水分だけで発芽し、立派に育っていることを意味します。同じように野菜の種も雨が降るまで待つことができます。雨は、降るときはドッと降り、そして数日は降らないというようにメリハリが効いています。このメリハリがとても大事で、雨が降らない期間に、野菜はしっかりと深くまで根を張ろうとするのです。40~50cmほど下の深い層はとても硬くしまっているので、水が溜まりやすくなっています。雨が降らない時でも、ここまで根が到達すれば到底枯れることはありません。

苗を植えるときだけは水やりが必要!

雨が降る前後以外は、水をたっぷりやりましょう。

逆に水をやった方が良いケースがあります。それは畑に苗を植え付ける場合です。種まきのときは雨が降るまでそのままで良いのですが、苗で植え付けする場合はその根っこが土に定着するまで、十分な水分がないと枯れてしまいます。なので、ちゃんと定着するまでの水分が切れないように、苗を植える場合だけは水をしっかりやる方が無難です。ただし雨が降った直後や、降る直前などは必要ありません。そして一度たっぷり水をやったら、そのあとは極力水やりをせずに育てて行くと、丈夫な野菜に育ちます。

野菜づくりと子育ては似ている

ラディッシュの収穫をする我が家の長女と長男

このお話をするとよく、「子育てに似ていますね」という話をされます。
確かに子供は、大人が良かれと思ってつい手をかけ甘やかし過ぎてしまうと、自分で行動しよう、工夫しようとしなくなります。
子供たちがこの世界で、自分で生きていける力を身につけ、本来持っている可能性を最大限に発揮するために、苦労していたり悩んでいる時でも、大人はじっと見守ることが必要なのかもしれません。

それと同じように野菜たちも土に水がない時間こそ、必死に水を探し求めて、根を張り巡らそうとしているわけです。そうやって根を張り巡らせて、自分で水を探し求める力をつけた野菜は、並大抵のことでは枯れない、生命力の強いものに育ちます。

自然の仕組みや野菜本来の姿を知って、野菜作りをもっと楽に愉しく!

実は野菜づくり初心者の方が野菜づくりで勘違いしているポイントは水やりだけではありません。勘違いしているために無駄な労力やお金を使っていたり、悪循環に陥ったりしていることが多々あります。
その誤解を解くためには、そもそも土は何でできているのか?トマトはどんな植物なのか?など、自然の仕組みや野菜本来の姿について、一つ一つ学んでいくことが大切です。そこは常に変わらない自然の理ですので、どんな農法をやる上でも必ず役にたちます。そして知れば知るほど野菜づくりが楽しくなります。今後もテーマごとに野菜づくりに役立つポイントをお伝えしていきますので、次回以降も読んでいただけると嬉しいです。

次回のテーマは「土の正体」です。野菜づくりに土が大事なことは皆さんもお分かりだとは思いますが、そもそも土って何で出来ているのか、砂や粘土と何が違うのか答えられる人は非常に少ないと思います。この答えを知ると野菜づくりに活かせるだけでなく、土への見方、世界への見方がガラッと変わります。お楽しみに!

【関連記事はコチラ!】僕が野菜を売らない農家になったワケ

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