バズる写真のコツ
SNSとは、TwitterやInstagram、Facebookなどをいいます。特にInstagramは若い女性に人気で、たくさんの写真が投稿されています。そんな写真を見た人が「いいね」をクリックすることで情報が拡散されて行き、数多く「いいね」されることで大勢の人たちに注目されるようなります。これを「バズる」といいます。発信力を高めるためにはバズらせることが重要となります。
そんな「バズる」写真が多く掲載されているサイト「Snapmart(スナップマート)」は、インスタ映えするおしゃれな写真や、SNS映えするアイキャッチ画像、インスタジェニックな人物・風景などの写真を売買できるサービス。ユーザーはスマートフォンなどで撮った写真を自由に販売できるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎになると大好評です。
どんな写真がバズるのか、スナップマート株式会社の村上あゆ美(むらかみ・あゆみ)さんにアドバイスをいただきました。
カラフルな写真でバズらせる

写真:miiryonさん(https://snapmart.jp/portfolios/miiryon)
──とてもきれいですよね。ところで、野菜を撮る人は多いですか?
──すると、野菜や果物の写真は、ありふれた写真になってしまうのでは?
──なるほど。「いいね」と思った写真を真似して撮ることで、それを見た人がまた真似して、となるわけですね。
部分の写真でバズらせる

写真:spica1124さん(https://snapmart.jp/portfolios/spica1124)
例えば、先の写真も、この写真のようにトマトならトマトにぎゅーと寄って行くことです。また、トマトを集めていても、そのなかのひとつのトマトを主役と決めて、そのトマトをアップにする。そして、他のトマトは全部が写らなくてもいい、と割り切る。その方がインパクトがでます。
──とてもよくわかります。野菜を撮るとき、つい、全部を入れたくなったりするんですよね。
──何をクローズアップするか意識して撮ることが大切ですね。
おじいちゃん、おばあちゃんの写真でバズらせる

写真:YunHermさん(https://snapmart.jp/portfolios/YunHerm)
──人が写っているとダメだと思っていました。
──おじいちゃんでもOK?
──そうなんだ。若い女性がモデルの写真の方がクリック率が高いと聞いていました。
──確かに。リアリティは大事ですね。
──おじいちゃん、おばあちゃんにも活躍してもらうことですね。
子どもの写真でバズらせる

写真:Sakimamaさん(https://snapmart.jp/portfolios/Sakimama)
─なるほど、ただキレイに撮ることだけを意識するのでなく、どのような人が写真を見るのかを考えることも重要ですね。
─そして、ポーズを取っているのではなく、動いている写真ですね。
─やはり、子どもの無邪気な姿はアピールできますね。
共感できる写真でバズらせる

写真:emisanbonさん(https://snapmart.jp/portfolios/emisanbon)
─なるほど。見る人が自分と写真の中の人物を重ね合わせられるような写真がいいというわけなんですね。
ストーリー性のある写真でバズらせる

写真:hanasumi4uさん(https://snapmart.jp/portfolios/hanasumi4u)
─ストーリーというのはどのようなものですか?
─農家さんならではの写真はいいでよね。
“非日常”な日常でバズらせる

写真:kkn_ocoさん(https://snapmart.jp/portfolios/kkn_oco)
─そうか、むしろ農家さんの日常は、都会に住む人たちの非日常なわけですね。
─農家にとっての当たり前を「他の方の当たり前」と思わないことがポイントですね。
場所と季節を知らせてバズらせる

写真:mmmatommさん(https://snapmart.jp/portfolios/mmmatomm)
それと、季節。「8月」とあれば夏ならならこんな体験ができる、と分かります。ちょっとしたことですが、そのちょっとしたことの努力をするとしないでは大きく違ってきます。アピールするのが目的なら、努力しないのはもったいないと思います。ちゃんと書くだけで他より目立つと思います。
─なるほど。場所と季節ですね。
─そうですよね。安心安全をアピールするためにも、細かい努力は大切ですよね。
品種を伝えてバズらせる

写真:ayumi4079さん(https://snapmart.jp/portfolios/ayumi4079)
─同じイチゴだからいいだろうと、「スカイベリー」の写真を使うべきところを「とちおとめ」の写真を使ったら、見た、違いが判る人からクレームが入りますよね。
─写真のこと以外にも大切なことは多いですね。
消費者に自分たちを伝えること

今回お話を伺ったスナップマート株式会社の村上あゆ美さん
村上さんはホームパーティをテーマに写真を撮ってスナップマートで販売しているそうです。そんな写真は月に5、6枚売れるのだとか。村上さんは写真を撮るようになって「日常の小さな幸せに気づくようになった」といいます。「通勤の道でも『雨が降るとこんな感じになるんだ』ということに気づけたのは、写真を撮るようになったおかけだと思います」と微笑みます。そんな気づきがあると、感性も高くなり、もっといい写真が撮れるのだとか。「ずっとトマトを撮るでもいいと思うんです。トマトをいろんな角度から撮ることで、オリジナリティが出てくると思います」。この人はいろんなトマトの写真がある、と知られるとそこからファンが付くこともあるとのこと。「農家さんならではの写真を撮ってSNSで情報発信できる今という時代です。それは大きなチャンスです」と村上さん。写真の時代だからこそ、インスタ映えする農業でバズらせてはいかかでしょうか?