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「儲かる農業」~バズる「農業写真」で発信力強化!野菜や果物の撮り方のコツ~

連載企画:儲かる農業特集

「儲かる農業」~バズる「農業写真」で発信力強化!野菜や果物の撮り方のコツ~

最終更新日:2018年09月18日

いまはSNSの時代。農家の皆さんもSNSを活用して積極的に情報発信するのはいかがでしょう? SNSでは特に写真に注目が集まります。野菜や果物の写真でアピールして、発信力を高めてみてください。
そこで、インスタ映えする写真を売買できるWebサイト「Snapmart(スナップマート)」の村上あゆ美さんに、野菜や果物を用いたインスタ映えする写真の撮り方テクニックを聞いてみました。

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バズる写真のコツ

SNSとは、TwitterやInstagram、Facebookなどをいいます。特にInstagramは若い女性に人気で、たくさんの写真が投稿されています。そんな写真を見た人が「いいね」をクリックすることで情報が拡散されて行き、数多く「いいね」されることで大勢の人たちに注目されるようなります。これを「バズる」といいます。発信力を高めるためにはバズらせることが重要となります。

そんな「バズる」写真が多く掲載されているサイト「Snapmart(スナップマート)」は、インスタ映えするおしゃれな写真や、SNS映えするアイキャッチ画像、インスタジェニックな人物・風景などの写真を売買できるサービス。ユーザーはスマートフォンなどで撮った写真を自由に販売できるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎになると大好評です。

どんな写真がバズるのか、スナップマート株式会社の村上あゆ美(むらかみ・あゆみ)さんにアドバイスをいただきました。

カラフルな写真でバズらせる

カラフルな野菜

写真:miiryonさん(https://snapmart.jp/portfolios/miiryon)

村上さん

インスタ映えする、バズりやすい写真は、ズバリ、カラフルな写真です。だから、野菜や果物は発色のキレイなものが多いので、この写真みたいに、さまざまな野菜や果物を集めて写真を撮るのがよいと思います。

──とてもきれいですよね。ところで、野菜を撮る人は多いですか?

村上さん

多いですね。ただし、野菜や果物単体というより、料理に添えたりする小道具的な使い方をみなさんよくされていますね。

──すると、野菜や果物の写真は、ありふれた写真になってしまうのでは?

村上さん

実は、バズる要素として「真似しやすい」というのがあるんですよ。誰でも撮れそうな写真だからバズらないかというと逆で、みんなが真似をしはじめてバズって行くんです。

──なるほど。「いいね」と思った写真を真似して撮ることで、それを見た人がまた真似して、となるわけですね。

部分の写真でバズらせる

トマトの部分

写真:spica1124さん(https://snapmart.jp/portfolios/spica1124)

村上さん

よく、みなさん「全部を見せなきゃ」って全部を写しがちなんです。それより、見せたい主役を定めて、それをクローズアップした方がいいと思います。
例えば、先の写真も、この写真のようにトマトならトマトにぎゅーと寄って行くことです。また、トマトを集めていても、そのなかのひとつのトマトを主役と決めて、そのトマトをアップにする。そして、他のトマトは全部が写らなくてもいい、と割り切る。その方がインパクトがでます。

──とてもよくわかります。野菜を撮るとき、つい、全部を入れたくなったりするんですよね。

村上さん

私も沢山の写真を見ていますが、「もっと被写体に寄ってくれればいいのにな~」と思うことがあります。

──何をクローズアップするか意識して撮ることが大切ですね。

おじいちゃん、おばあちゃんの写真でバズらせる

農家のおじいちゃん

写真:YunHermさん(https://snapmart.jp/portfolios/YunHerm)

村上さん

あと、リアリティも大事です。このような農家のおじいちゃんが出てくることでほっこりした写真になります。

──人が写っているとダメだと思っていました。

村上さん

逆です。弊社のスナップマートでも売れるのは、人物が写り込んでいる写真です。人物は全身でなくても一部でもいいです。

──おじいちゃんでもOK?

村上さん

ぜんぜんOKです。農家で働いているおじいちゃんとかおばあちゃんが写っていると、いかにも「農家さん」という親しみやすい感じがアピールできるでしょ。だから、風景だけを撮るのではなくて、そこに人物を入れることでインスタ映えさせられます。

──そうなんだ。若い女性がモデルの写真の方がクリック率が高いと聞いていました。

村上さん

確かに、若い女性の写真は人気です。でも、農家さんでもない女性をモデルに撮ってもウソになります。そんなウソはすぐに見抜かれてしまいます。リアリティが大事です。

──確かに。リアリティは大事ですね。

村上さん

だから、観光地の写真でもたたの風景より、風景+人です。

──おじいちゃん、おばあちゃんにも活躍してもらうことですね。

子どもの写真でバズらせる

大きなキャベツと女の子

写真:Sakimamaさん(https://snapmart.jp/portfolios/Sakimama)

村上さん

お子さんに農業体験をさせたいと思っている方は多いので、そのような写真や、お子さんが野菜を持っている写真は人気です。

─なるほど、ただキレイに撮ることだけを意識するのでなく、どのような人が写真を見るのかを考えることも重要ですね。

村上さん

記念撮影のようにただ立っているのではなく、体験している写真です。しかも、楽しそうな風景、笑顔がある方がいいでよね。ただし、SNSにアップする場合、ご自分のお子さんなら問題はないでしょうが、遊びに来た子どもをモデルにするときは、後でトラブルにならないよう、親御さんに許可をもらうようにした方が良いと思います。

─そして、ポーズを取っているのではなく、動いている写真ですね。

村上さん

そうです。トレンドとしても子育て世代の農業体験は“刺さる”ので、こんな子どもが野菜や果物を収穫しているシーンはいいと思います。

─やはり、子どもの無邪気な姿はアピールできますね。

共感できる写真でバズらせる

芋ほり

写真:emisanbonさん(https://snapmart.jp/portfolios/emisanbon)

村上さん

インスタで大事なのは、共感できることです。「自分がそこに行けばこんな体験ができる」とイメージできるような写真がいいと思います。だから、人物が入っていることが重要となるんです。あと、全身や顔が入らなくても、手だけが写り込んでいるだけでもいいんです。

─なるほど。見る人が自分と写真の中の人物を重ね合わせられるような写真がいいというわけなんですね。

ストーリー性のある写真でバズらせる

収穫後の洗浄

写真:hanasumi4uさん(https://snapmart.jp/portfolios/hanasumi4u)

村上さん

それから、ストーリー性も大事な要素です。

─ストーリーというのはどのようなものですか?

村上さん

例えば、こんな野菜を収穫した後にきれいに洗っているシーンなどです。こういうシーンって、一般には知られていませんし、農家さんじゃないと撮れない写真だと思います。

─農家さんならではの写真はいいでよね。

“非日常”な日常でバズらせる

梨の収穫後

写真:kkn_ocoさん(https://snapmart.jp/portfolios/kkn_oco)

村上さん

弊社のスナップマートによく投稿されるのは、観光客が旅行に行ったときの農業体験写真です。農家でない人には農業体験の写真はそのような場所に行ったときにしか撮れません。こんな写真は農家さんにとっては当たり前の風景だと思います。でも、それ以外の方にとっては珍しい写真なんです。だから撮るんです。

─そうか、むしろ農家さんの日常は、都会に住む人たちの非日常なわけですね。

村上さん

そうなんです。人はどんな風景を非日常と思っているのかを見てみて、「こういうのが他の人には新鮮なのか」と気づくことがよいと思います。

─農家にとっての当たり前を「他の方の当たり前」と思わないことがポイントですね。

場所と季節を知らせてバズらせる

富士山

写真:mmmatommさん(https://snapmart.jp/portfolios/mmmatomm)

村上さん

これは写真を撮るテクニックではありませんが、撮った場所は情報としてハッシュタグ(#)を付けたり、本文に書いたりしてSNSにアップすると、検索対策に有効です。弊社のスナップマートを利用される旅行会社やお出かけメディアは場所で検索して写真を集めています。そのため、弊社ではそれを意識してタグ付けをしています。例えば、富士山の写真でも「どこから見える富士山なのか?」が重要なんです。旅行会社だと案内する場所から見える富士山の写真が欲しいのであって、どの富士山でもいいわけではないんです。
それと、季節。「8月」とあれば夏ならならこんな体験ができる、と分かります。ちょっとしたことですが、そのちょっとしたことの努力をするとしないでは大きく違ってきます。アピールするのが目的なら、努力しないのはもったいないと思います。ちゃんと書くだけで他より目立つと思います。

─なるほど。場所と季節ですね。

村上さん

それに、農家さんなら季節の変化のわかる写真をアップすることで「毎日、ケアして大切に育てている」ということも伝わると思うんです。

─そうですよね。安心安全をアピールするためにも、細かい努力は大切ですよね。

品種を伝えてバズらせる

スカイベリー_とちおとめ_紅ほっぺ

写真:ayumi4079さん(https://snapmart.jp/portfolios/ayumi4079)

村上さん

あと、野菜や果物なら品種の情報があればいいですね。イチゴなら「スカイベリー」「とちおとめ」「紅ほっぺ」とか。弊社のスナップマートで写真を探す企業は、どんなイチゴでもいい、というより、「スカイベリー」なら「スカイベリー」とピンポイントで欲しい写真を探している、という企業が大半です。

─同じイチゴだからいいだろうと、「スカイベリー」の写真を使うべきところを「とちおとめ」の写真を使ったら、見た、違いが判る人からクレームが入りますよね。

村上さん

そうです。それはInstagramでも同じだと思います。細かい情報を求めている人は多いんです。

─写真のこと以外にも大切なことは多いですね。

消費者に自分たちを伝えること

今回お話を伺ったスナップマート株式会社の村上あゆ美さん

村上さんはホームパーティをテーマに写真を撮ってスナップマートで販売しているそうです。そんな写真は月に5、6枚売れるのだとか。村上さんは写真を撮るようになって「日常の小さな幸せに気づくようになった」といいます。「通勤の道でも『雨が降るとこんな感じになるんだ』ということに気づけたのは、写真を撮るようになったおかけだと思います」と微笑みます。そんな気づきがあると、感性も高くなり、もっといい写真が撮れるのだとか。「ずっとトマトを撮るでもいいと思うんです。トマトをいろんな角度から撮ることで、オリジナリティが出てくると思います」。この人はいろんなトマトの写真がある、と知られるとそこからファンが付くこともあるとのこと。「農家さんならではの写真を撮ってSNSで情報発信できる今という時代です。それは大きなチャンスです」と村上さん。写真の時代だからこそ、インスタ映えする農業でバズらせてはいかかでしょうか?

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