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経験不足でも、ラクしていい苗がつくれる育苗シート『ピアレスフィルム』

経験不足でも、ラクしていい苗がつくれる育苗シート『ピアレスフィルム』

米づくりの中で神経を使う作業といわれる育苗。農家さんは水やりや換気などにも振り回され、育苗は収穫にも左右します。『ピアレスフィルム』は育苗の労力や悩みから開放してくれる革新的な商品です。育苗の省力化に加え、茎が太く、根が張ったいい苗ができる理想的な育苗を実現します。今回は、ピアレスフィルムが全国で一番使用されている石川県を訪れ、『生産産・販売店・メーカー』、それぞれの視点からピアレスフィルムの特徴や使い方について語っていただきました。

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ピアレスフィルムの特性

ピアレスフィルムとは、夏の強い日射しを月光のように変換する画期的な波長選択性フィルムです。
短波の紫外線と赤外線を大幅にカットし、植物に必要なブルーの光質を中心とした光線を透過することにより夏は涼しく、冬は暖かい室内環境をつくることができます。


【遮熱・保温性】
ピアレスフィルムは被覆内への太陽光の入射を波長選択することにより、高温化を防ぎ、被覆内からの放熱をおさえるので、こまめなハウス内の換気が省力でき、 被覆内を発芽、育苗適温に保つことができます。
また、ハウス内温度の管理負荷が小さくなることから光熱費の節約にも大きく貢献します。

【微光透光性】
適度な微光を透過させるため、アルミ蒸着層の厚みが調整されているので、根伸び優先で徒長のない健全な発芽になります。

【防乾・保湿性】
水蒸気バリア性に優れているので、播種時の初期潅水だけで、被覆期間中は潅水作業が省力することができます。

以上の特性から、苗箱の積み降ろし作業を省くだけではなく、発芽までの温度や水の管理などの工程が大幅に省力できるので、安心して根巻きの良いずんぐり型の健苗を育成していくことができるフィルムです。

手間だった水管理、温度管理がラクになるピアレスフィルム

○対談参加者
表 潔さん/生産者
・石川県金沢市で米づくりを行う兼業農家。面積は3 ヘクタール、毎年500箱を育苗。

芝田 昌典さん/日本ピアレス工業(株)営業開発
・ピアレスフィルムを開発・販売する農業資材メーカー

大西 和彦さん/JA金沢市アグリセンター石川 西部安原 所長代理
荒井 和孝さん/株式会社JAアグリライン石川 資材部
・石川県の販売代理店

ピアレスフィルムを持つ4名の対談者 写真左から大西さん、表さん、芝田さん、荒井さん

兼業農家として限られた時間で最大の効果を出すことを常に考える表さん

:水稲農家にとって、育苗は熟練を要する大切な作業で、最初はうまくいきませんでした。私は発芽から自分でやって、ビニールハウスの中で、シートを使って平置きで育苗しています。種を蒔く春先は天候が不順で気温もよく変わります。その影響を考えながら、均一に水をうまくやり温度管理をする難しさを痛感しました。私はそれほど水やりの経験がなかったので、苗の伸びがなかなか一定にならなかったのです。
そこで、ピアレスフィルムを使っている方に話を聞いて、「これはいいな」と思ってJAさんに話を聞きに行きました。

芝田:使ってみて、どんなところに効果を感じられましたか。

:水と温度の管理がとにかくラクになりました。以前は、別の作業をしていても苗のことが気になって日に何度もシートをめくりに行っていましたが、今は、育苗器で芽だしした苗をハウスに並べて、水をしっかりやってピアレスフィルムをかけたら、後は放ったらかしですよ(笑)。2、3日経ってシートをめくって芽が出ていたらとひと安心です。

芝田:寒冷紗(かんれいしゃ)だと水がどんどん蒸散して水をやり続けないと苗が焼けてしまうことがあったと思うんですけど、ピアレスフィルムはシートの中の水分を逃がさない構造になっているので、水やりの手間が省けるのです。ベタ掛け(育苗箱をすっぽりとシートで覆うやり方)で使う場合には、シートがめくれ上がらないように、おもりを置くことが大切です。隙間があるとそこから水が蒸散してしまいますから。

:私はおもりに木を置いていますね。

高い遮光率でシート内を快適に、ねばりのいい苗を育てる

表さん宅倉庫内での情報交換会 次年度育苗への期待が大きく膨らむ

:ピアレスフィルムを使う前は、シートそのものの熱が上がって暑さが気になると、シートをめくって換気していましたが、それもなくなりましたね。

芝田:ピアレスフィルムは、非常に断熱性能に優れています。フィルムの光沢がある方が表面で、太陽熱の中の赤外線を反射して熱の侵入を防ぐので、フィルムの中の温度が上がりにくく、保温効果も高いです。そのため、温度管理がかなり省力でき、発芽にもばらつきがなくなるのです。
また、フィルム内は寒暖差や気温の変化の影響を受けにくいので、地域を問わず、どんな気候でもお使いいただけます。外部からの熱侵入を防ぎ内部の温度を逃がしにくい特性から、身近なもので例えると魔法瓶のようなフィルムだと言われる方もおられますね。

:ピアレスフィルムを使う前は、苗の伸びが悪いところがあれば、育苗箱を動かしたり、新聞紙をかぶせて保温したりして、均一に伸ばそうとしていましたね。

芝田:またピアレスフィルムは育苗器を使用せず播種後その上に被覆して保温、保湿し発芽させる省力的な育苗法もありますよ。ただし、播種時にはしっかり潅水することが大事ですが。

:育苗器への段積、積み下ろし作業は大変なのでかなり工程が省け体力的にもラクですね。

芝田:育苗器を使う育苗に比べると育苗日数はかかりますので早めの準備が必要にはなりますね。

:苗が伸びてきたら、苗がシートを押しあげてくるので成長がわかるんです。私は、そこで初めてシートをはがしてみます。

芝田:はがすタイミングは、苗にストレスを与えないためにも日差しの弱い曇天の日や夕方がおすすめですよ。

大西:表さんのハウスの横には、車庫がありますよね。日陰になる時間帯があると思うけど影響はありますか。

:陰になるところは、伸びに差がありますね。私はピアレスを使って5年目になるんだけど、今年はそこに鏡を置いて、光を反射させてみたらムラが解消されました。

芝田:それはすごい工夫。もしかしたら、ピアレスフィルムを置いても反射するかもしれませんね。あとピアレスフィルムは省力だけではなく健苗にも優れています。熱線反射効果が高いため通常のシートに比べると育苗日数はかかりますが、ゆっくりと苗が成長していくので根巻きのいいガチッとした苗ができるんです。それも喜ばれていますね。

耐久性にも優れており丈夫で長持ち、経験がなくても失敗しない育苗をサポート

ピアレスフィルムでの水稲ベタ掛け育苗

:私はピアレスフィルムを20mに切ってもらって使っています。

荒井:必要な形状に切って使えるので、シート掛け作業がラクですよね。

芝田:ピアレスの規格寸法は一般的な育苗箱のサイズに合わせて用意し、ご指定いただいた長さにカットさせていただきますので、作業がしやすく、ムダもありません。耐用年数も平均5、6年と長く使用できるので経済的です。保管方法によっては10年近く使われる方もいます。

:私は5年使ってきましたね。

芝田:保管する際は注意が必要です。育苗後はフィルムの汚れをかるく水洗いしていただき、天日干しして十分乾かしてから収納して下さい。保管場所は直射日光の当たらない場所になります。収納する際はジャバラに畳むか、ハウスの巻き取り機などで塩ビ管に巻き取る方法などがあります。

:フィルムがやぶれた時にはどうすれば良いのですか。

芝田:やぶれたらピアレス専用の補修用テープがありますから、ぜひ使ってみてください。
保管方法を工夫していただくことでもっと長く使っていただけるようになりますよ。

:長く持てば持つほど、低コストになるから助かります。私は兼業農家だから、「いかに手を抜くか」ということを考えていて、その点からもピアレスはいいですね。育苗に手がかからなくなった分、代かきやあぜ塗りなど他の作業が集中してできるようになりました。

荒井:他にも、毎年、苗の高温障害を起こしていた農家さんが、ピアレスフィルムを使ってみたら、焼けなかったと喜んでいました。その方も兼業だったので、手をかけられずに困っていたのですが、私も目に見えてその効果がわかりましたね。

大西:ピアレスフィルムを一枚かけておくだけで、いい苗をつくることができるので、農業経験の浅い人でも失敗なく育苗ができますね。

荒井:そうなんですよ。石川県では、最初にピアレスフィルムを使った農家さんがそのよさを実感し、その後どんどん広まり、多くの農家さんにご購入いただいています。最近では、ネギ農家さんが購入した実績がありますよ。

芝田:野菜苗の芽出しに活用されるケースも増えていますね。水稲の育苗農家さんが田植えの後、育苗で使ったハウスとピアレスフィルムを活用して、野菜苗をつくられていました。農家さんはいろいろと工夫されていて、教えてもらうことが多いです。当社は企画開発から営業、商品加工、発送まで一貫して行う少数精鋭のメーカーです。農家さんの声を反映させた製品づくりが私たちの役割ですので、これからも農家さんに喜んでいただける製品を開発していきたいです。

従来の仕組みやしきたりにとらわれずに、自分で考えて工夫していけるのが農業のおもしろさと語る芝田さん

最後に、日本ピアレス工業の芝田さんに今後の展望などを伺いました。

「当社は創業以来農業園芸資材メーカーとして、農家の皆様方がより安い経費で最高の農作物を作られるのをお助けしたいという経営理念のもとに、 独自の商品を研究開発してきました。

その結果として生まれた『ピアレスフィルム』は、無限のエネルギー源である太陽の光と熱を有効利用することに成功し、 世界で初めての波長選択性フィルムとして高く評価されました。

この四季を通して生育に最適な環境が提供できるフィルムは生物産業界だけでなく、 工場やオフィス、スポーツ・レジャー施設の環境制御にも新しい可能性を生みだすものと期待されています。ぜひ様々な用途で活用していただきたいですね。

今後も日本ピアレス工業は、より簡易に高品質な作物ができ、自然と共存できる 農・園芸資材の開発に全力を挙げ更なる努力を続けてまいります。」

農作物の育苗で手間だった水管理、温度管理がラクになる『ピアレスフィルム』。地域を問わず、どんな気候でも幅広い用途で活用されています。ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

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〇連絡先
・正式社名:日本ピアレス工業株式会社
・郵便番号/住所:〒601-8212/京都市南区久世上久世町280番地
・電話番号:075-921-7860
・FAX 番号:075-933-5500
・メールアドレス:info@peerless-ind.com

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