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第16回 クラウドファンディングのプロジェクトを成功に導く活動報告~実践編~

連載企画:クラウドファンディングの仕組みを解説

第16回 クラウドファンディングのプロジェクトを成功に導く活動報告~実践編~

農業に関わる人のクラウドファンディングの使い方をご紹介するこの連載。今回は、クラウドファンディングのプロジェクトを公開した後により多くの資金を集めるための機能、活動報告の実践についてご説明します。

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活動報告を実際に読んでみよう

活動報告の執筆を実際に始めることになったら、まずは支援が多く集まっているプロジェクトの活動報告を読んでみましょう。活動報告は、クラウドファンディングのプロジェクトのページにリンクやタブが用意されていますので、そこから読むことができます。

できればさまざまなプラットフォームで支援が集まっているプロジェクトを選んで、お手本の活動報告を探しましょう。お手本にできる活動報告は、プロジェクトの種類が似ていたりプロジェクトをやっている人の立場が自分と似ていたりするものを選び、自分が執筆する内容をイメージします。

使う画像はスマートフォンの撮影で十分

活動報告に使う画像はどんな画像でも基本的に問題はありませんが、スマートフォンで撮影する場合は横位置(横長)のものを使い、何が写っているか分かりやすく明るいものを選びましょう。どうしても画像がないという場合でも、フリー画像を使うのはお勧めしません。その場合は活動報告に使うために改めて撮影を行うのが良いでしょう。特別なカメラは必要ありません。スマホや持っているデジタルカメラで撮影した写真で十分です。

活動の様子をアップする場合は、プロジェクトの信ぴょう性を担保するために畑やハウスなど具体的なものが写っている画像を入れるようにしましょう。また加工品や生産物をお返しにする場合やそれらを作るプロジェクトを行う場合は、加工の過程や農作物が育っている様子を細かく撮影しておくのがオススメです。

プラットフォームによっては複数枚の写真をアップロードできないプラットフォームがあります。その場合はよりすぐりの一枚をアップできるように複数枚の中から元もいい画像をあらかじめ選んでおきましょう。

文字数は500文字から1000文字

活動報告でオススメの文字数は500文字から1000文字です。インターネット上では、1000文字を超える記事は興味を持っていないと全て読んでくれる人は少ないためです。また、書き手からしてもあまりに長い文章だと下書きが必要ですが、500文字から1000文字であれば比較的気軽に執筆することができるでしょう。もちろんプロジェクトの節目や、何か報告したいことがある場合、文章を書くのが好きな場合は、長めの活動報告を執筆しても問題ありません。プラットフォームに文字数の制限がある場合はブログやSNSに執筆し、そこへのリンクを貼るようにしましょう。

友人の友人に話しかけるように

活動報告を書くときどんな書き味にするかはプロジェクトをやる人それぞれですが、私のおすすめは友人の友人に話しかけるぐらいの温度感で執筆することです。カジュアルすぎず、硬くなり過ぎず、プロジェクトの進捗(しんちょく)を楽しく報告することが一番大切だからです。

また専門用語が登場する場合は、注釈をつけるのがおすすめです。専門用語を避けすぎるとプロジェクトの内容が希薄に見えてしまう可能性があるためです。例えば農業関連のプロジェクトや技術関連のプロジェクトの場合、一般の人に分からない可能性がある言葉でも、使用した上で解説をつけておくのが一番良いでしょう。

支援してくれる人を思い浮かべて

ここまで活動報告の書き方をご説明してきましたが、一番大切なのは支援してくれる人を思い浮かべて書くことです。プロジェクトを支援してくれる人はあなたのプロジェクトに興味があり、今どのようにそれが進んでいるか知りたい人です。プロジェクトと支援する人の距離を縮めるために上手に活動報告を使いましょう。

【クラウドファンディングの仕組みを解説】シリーズ一覧はこちら!

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