【岡山県②】「おかやま」+「有機」+「無農薬」=日本一プレミアム※1 な野菜づくり?! ~新規就農者レポート~

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【岡山県②】「おかやま」+「有機」+「無農薬」=日本一プレミアム※1 な野菜づくり?! ~新規就農者レポート~

【岡山県②】「おかやま」+「有機」+「無農薬」=日本一プレミアム※1 な野菜づくり?! ~新規就農者レポート~
最終更新日:2019年06月05日

            おかやま有機無農薬農産物の認証マーク
気候が温暖で災害も比較的少ないことから移住先として人気の岡山県は、農業産出額(平成29年度)が中四国地方一の農業県※2 でもあります。
なかでも岡山市高松地域は、国内屈指の有機無農薬農業先進地。1975年(昭和50年) 、農家有志によって化学肥料や農薬に依存せず自然の生態系を生かした作物栽培が行われるようになり、その精神を受け継ぐ岡山市高松有機無農薬野菜生産組合『みどり会』(大森英夫会長)のもとで有機無農薬農法の基礎が確立。
長年培われた技術とノウハウは、県内外から集まった新規就農者たちにも脈々と受け継がれています。

<おかやま有機無農薬農産物の認証マーク>
『おかやま有機無農薬農産物』は、有機JAS規格を満たした上で、更に厳しい化学肥料や農薬を一切使わない独自の規格を設け、岡山県が認証した農産物です。

Iターン転職のつもりがまさかの農家に! 家庭菜園で目覚めた農業の面白さ

東日本大震災がきっかけとなって岡山市に移住した戸嶌弘幸さん(48)が農業に魅せられたのは、ひょんなことからでした。
「土いじりが好きな妻の希望で、移住後間もなく近くに畑を借りたんです。家族が食べるものくらい自分たちで作れたらいいな、くらいの気軽な感じで。でも、いざやってみるとそれが思った以上に楽しくて。いずれ岡山市内の企業に就職するつもりが、だんだん『このまま農家でやっていきたい』と思うようになって…」
とはいえ農業はまったく未知の世界。本当に農業で家族を養っていけるのか不安もあったようです。

それでも踏み出す決意ができたのは、岡山県の新規就農研修制度の存在を知ったから。有機無農薬農法の振興に取り組む『みどり会』の研修に参加し、本格就農に向けて農業の基本をみっちり学びました。
「妻が在宅の仕事を続けてくれたことも、大きな支えになりましたね。農家なら少なくとも食べることには困らないし、夫婦で協力すれば何とかやっていけます。何よりここは子育てにもすごくいい環境ですからね。家族と過ごせる時間も増えたし、子どもたちものびのび育ってくれているし。思い切って挑戦して、本当に良かったと思っています」

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『みどり会』をはじめ農協や自治体(市や県)が一体となり、新規就農者を支えています

趣味が高じて!? 単身移住し念願の有機無農薬農家デビュー

今年(2019年)移住5年目を迎える前川真紀さん(50)も、家庭菜園の趣味が高じて農家を志した一人。大阪で開催された説明会で岡山県の就農支援が充実していることを知り、会社員のご主人を関西に残して単身移住。
『みどり会』での2年間の研修を経て2017年、念願の有機無農薬農家デビューを果たしました。農作業には体力がいる上、農薬を一切使わない有機無農薬農法となるとさらに手間も時間もかかります。

女性単身ではハードルが高そうですが、「月に数度は主人が手伝いに来ますし、それでも人手が足りない時は『みどり会』の人たちが手を貸してくれるので」と気負いはありません。
有機無農薬農法が難しいと言われるのは、過去の農薬などの影響で圃場の生態系が乱れてしまっているから。『みどり会』大森会長も「きちんと土づくりをして環境を整えてやればいずれ害虫も減り、作業負担はずっと軽くなるもんです」と言います。

ご主人が定年を迎えるのに備え、最近圃場を拡張した前川さん。「岡山は気候が温暖で年中何かしら栽培できる恵まれた地域。主人と一緒にできるようになれば収量も格段に増やせると思うので、それまでにしっかり圃場を育てておきたい」と、今から準備に余念がないようです。

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農業経験のない人でも安心して就農できるよう、基礎から丁寧に教えてくれる大森会長

有機無農薬野菜をもっと身近な存在に! 脱サラ若手農家の熱き思い

「何をどう作るかはもちろん、仕事の時間配分まで全部自分で決められるのも農業の大きな魅力」と話すのは、2014年にUターン就農した小若裕則さん(38)。
両親は岡山の兼業米農家ですが「せっかくなら自分の好きな分野で」と、『みどり会』の農業実務研修に参加。
修了後も定期勉強会に参加したり先輩のアドバイスを受けたりしながら、少量多品目の有機無農薬栽培に取り組んでいます。収量アップを目指し最近50aまで圃場を広げた小若さんですが、そこにはある想いが。

「有機無農薬農作物は栽培に手間がかかるので収量が少なく、流通量は市場全体のわずか1%程度。食の安心安全意識の高まりもあってニーズ自体は高まっていますが、価格が高めなのでまだまだ特別な野菜というイメージは強いんです。できるだけ収量を増やし今より安価に提供できるようにしないと、いいものを作っても食べてもらえませんからね」

単に収入アップを目指すのであれば希少品目で差別化を図る手もありますが、あえてトマトやナス、ピーマンといった定番野菜を選んで栽培するのは、有機無農薬野菜を誰にも身近なものにしたいと考えているから。
『みどり会』随一の若手農家・小若さんの挑戦は、始まったばかりです。

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研修修了後も、新規就農者同士で助け合い情報交換し合う関係が続いています

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収穫した有機無農薬野菜は、『みどり会』を通じて地元百貨店やスーパーに届けられます

自治体や地域が一体となった支援で、新規就農者が続々誕生

今回話を聞いた3人は心豊かな農家ライフを送っているようですが、その背景にはそれぞれの熱意や努力とともに充実した就農サポートがあることも見逃せません。

生活基盤の大きな変化を伴う新規就農には、技術・経済面だけでなく新天地での人間関係や子育てといった日常生活面においてもさまざまな不安が生じるもの。
そのため岡山県では市町村や地域の農協、生産者組織などと連携し、個別相談会や現地見学会、短期農業体験など多彩な支援事業を実施。約1カ月間の農業体験研修前には現地訪問や受け入れ農家と関係機関で面接審査を実施し、就農に向けた双方の理解不足や準備不足などによるミスマッチの抑制にも注力しています。

さらに、各プロセスを経て臨む2年間の農業実務研修中は研修費として年額150万円を支給(要件あり)。地域によっては就農後の設備投資に対する補助金・融資制度が利用できるケースもあり、自治体と地域が一体となって新規就農者を支える仕組みが整えられています。
そんな岡山県の就農相談会は毎回盛況で、研修制度を活用した新規就農者数は2018年(平成30年)までの直近10年間で171人となり、営農継続率も97%と満足度の高さがうかがえます。

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岡山県が実施している新規就農研修のイメージ

※1 (おかやま有機無農薬農産物とは?)
※2 (統計データでみる中国四国農林水産業の概要 「農業産出額」中国四国農政局)

岡山県農林水産部農産課
〒700-8570 岡山市北区内山下2-4-6
担い手育成班
電話番号:086-226-7420
Fax:086-224-1278


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