故郷の風景を守る
リンゴ農家
次世代の継承スタイル?!
非農家に嫁いでも家業を継ぐ農業女子
非農家に嫁いでも家業を継ぐ農業女子
Q1.農業を始めたきっかけは何ですか?
農家の娘として生まれましたが、子どもの頃は農業に対して何とも思っていませんでした。しかし大人になるにつれて、地域の人口が減って離農が増え、子供時代に過ごしたリンゴ畑の風景が無くなってしまうんじゃないかと危機感を覚えるようになりました。「こんなに素敵な場所が無くなるのを見過ごせない!」と思い、結婚後に実家の畑を継ぐことを決めました。
最初は両親の農作業を手伝いながら、「青森県りんご協会」や「農協」の勉強会に参加し、栽培技術を学びました。就農した時は3女が産まれて間もなかったので、勉強会に子供を連れて行ったりもしました。
Q2.作物はどうやって決めましたか?
両親のリンゴ農園を受け継いでいます。
Q3.土地はどうやって決めましたか?
先代の土地をそのまま使っています。150a程になります。
Q4.師匠は誰ですか? どうやって修業しましたか?
りんご栽培の基本や心得などは両親から毎日の作業を通し教えてもらっています。
Q5.助けになっている存在は?
起業している先輩やスクールの講師。起業について学んでいる最中で、実際に成果をあげている仲間や講師の方から客観的にアドバイスをいただいたり、一歩踏み出そうと思える温かい言葉をいただいています。
Q6.農業をやっていて良かったことは? 逆に良くなかったこととは?
良い点は、色々なチャレンジができることです。今季はリンゴ畑に子どもたちを呼んで遊ばせてみました。今後は、カフェやマルシェ、お惣菜屋もやってみたいと思っています。今が一番楽しいですね!
良くない点は、農業にのめり込み過ぎて大事な家族をないがしろにしそうな瞬間がある事です。主人や義父母に家事を協力してもらったり、申し訳ない気持ちもあります。
Q7.「農業女子あるある」といえることは?
ONもOFFも楽しめるところ。農作業中は恰好など気にせずに集中して、休日は思い切りオシャレを楽しむ!
Q8.おすすめアイテムを教えてください。
手ぬぐい。顔周りをおおったり帽子の下に入れたりと1枚あると万能です。最近はオシャレなものが多くて気分もあがります。
就農前はパートをしていましたが、人間関係の煩わしさが大きなストレスになっていました。就農して自然の中で作業することで、ストレスがなくなりました。
青森県弘前市出身。結婚・育児を経て、実家の両親が営むリンゴ畑を継ぐことを決意。2013年に就農し、現在は事業継承に向けて技術を習得中。地域を盛り上げようと農園イベントを企画するなど、新たな挑戦を始める農業女子です。