伝統野菜のメッカで独立 第2の人生を歩む元公務員

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伝統野菜のメッカで独立
第2の人生を歩む元公務員
レンコン栽培は夫婦で役割分担!

テーマ:結婚して就農

Profile

川端 美希子(かわばた・みきこ)さん

脱サラしてレンコンに全てを注ぐ夫を支えるため、自身も幼稚園教諭を辞めて農家に。土壌改良材などを活用したこだわりの微生物農法で「加賀れんこん」を作る一方、石川農業女子グループ“石川なないろI☆М☆J~”や金沢農女(のまじょ)に参加し、新商品開発や、自社の商品の販路拡大をおこなっています。

作っているもの加賀れんこん・米・玉ねぎ・にんにく

Q1.農業を始めたきっかけは何ですか?

きっかけは夫の脱サラ農起業です。10年近く会社勤めをしていたのですが、自然の中で働ける農業にずっと憧れを抱いていました。縁あって「加賀れんこん」と出会い、生計の見通しが立ってからの決断と行動は早かったですね(笑)。当時私は第2子を妊娠中だったのですが、周囲の反対を押し切って農家を始めました。私は短大を卒業してからずっと幼稚園教諭をしていたので、「自分は辞めないで生活を支えよう」と思い、しばらく夫を応援していたのですが、農業経営が軌道に乗り始めてから人手も足りなくなってきたので夫と一緒に農業をしようと会社を辞め、就農10年目になります。

加賀れんこん

Q2.作物はどうやって決めましたか?

夫の実家が兼業農家で、少しだけレンコンも作っていたんです。農作業を手伝う中でレンコン作りが面白かったのと、金沢の伝統野菜に加賀れんこんがあったので、「これならブランド力もあるし農業で生活できるんじゃないか」と思い、決めました。近所の人に配って、一番喜ばれたのもレンコンでした。

加賀れんこん

Q3.土地はどうやって決めましたか?

加賀れんこんの産地に行った際に、高齢で離農を考えている農家の方と出会い蓮畑を譲っていただける話になり購入しました。

加賀れんこん

Q4.師匠は誰ですか?どうやって修業しましたか?

夫です。修行期間はないので日々聞いています。知識はもちろん、加賀れんこんに注ぐ愛情はかないません。

Q5.助けになっている存在は?

石川県主催の「石川なないろ~I☆M☆J~」というグループです。化粧品メーカーと商品開発をしたり、お土産商品を作るプロジェクトがあり、日々の悩みや感性を活かす貴重な経験ができました。
また、このメンバーで、都内の百貨店で開催される石川フェアにも出店しました。個人では出来ない経験がたくさんでき、助けになっています。

加賀れんこん

Q6.「農業女子あるある」といえることは?

加賀れんこんを持つと、だいたいの重さが分かります!!!

1日のスケジュール
1日のスケジュール

Q7.おすすめアイテムを教えてください。

食べられる成分のみを使用した『畑の国のアリス ハンドクリーム』です。農家は手が荒れても、ケミカルなハンドクリームを塗った手で野菜に触れないから塗らずに我慢する、という人も多く、そんな悩みから開発しました。持っていてかわいいパッケージもこだわりポイントです。

チャート
就農前と後の、満足度の変化
【健康について】
農業を始める前の夫は、インフルエンザA型とB型を同時に発症する!というミラクルを起こすほど身体が弱く、農作業ができるのか不安でした。
ところが、就農してからというもの全く病気に罹らず、健康的な生活を送っています。自然相手に作物を育てる難しさはありますが、自然の中で働くことにより健康に過ごしている姿をみていると、就農してよかったと思っています。

これから農業を始める人へのメッセージ

農業といえば、3K(きつい・汚い・給料が低い)といった言葉が頭をよぎるかもしれません。女性でも重いものを運ぶ時もありますし、汗をかきながらの作業もあります。しかし、早朝の蓮畑は言葉で表せないくらい空気が澄んでいて、とても気持ちがいいです。
自分たちが携わっている商品がいろいろな消費者の方たちに食べて頂けると思うととてもやりがいを感じる事が出来ます。
また、幼稚園教諭時代は、早番、遅番、残業もあって子どもと過ごす時間はほぼ無かったのですが、農家になってからは家族との時間を持てるようになり、女性には意外とおすすめの職業だと感じています。ぜひ一緒に、日本の農業女子を盛り上げていきましょう!!!
川端美希子さん