海外生活から移住就農。 運命的な出会いが人生を変えた!

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クリエイティブの世界から6次産業農家へ
海外生活から移住就農。
運命的な出会いが人生を変えた!

テーマ:移住&就農

Profile

遠藤 春奈(えんどう・はるな)さん

神奈川県出身。旅先のバルセロナで群馬県出身のご主人と出会い、結婚。出産を機に沼田市に移住して2005年に就農。加工も行い、2015年には経済産業省が選定する「ふるさと名物500選」「THE wonder500」にも選定。海外展開もおこなうグローバルな農業女子です。

作っているものこんにゃく芋

Q1.農業を始めたきっかけは何ですか?

妊娠中に主人が「自然のある環境で子育てがしたい。農家になりたい」と言い出し、それがきっかけです。当時は東京に住んでいたのですが、ちょうど義父の知人でコンニャクイモ農家を辞める方がいて、畑を借して下さり、農機も譲っていただけるということで移住が決まりました。農家さんが最後の収穫を終えて、種イモの準備をして待っていて下さいました。私たちは4月に引っ越して、待ったなしですぐ植え付けを始めました。(コンニャクイモの植え付け適期が4~5月のため)
私は結婚するまでニューヨークやイギリスで仕事をしていたので、農業の世界は全く知りませんでした。主人から移住の話を聞いた時も「農業って平和で楽しそうかも!」と思ってついて行ったのですが、まさかあんな苦労をするとは、知る由もありませんでした……(笑)。

こんにゃく工房迦しょう

Q2.作物はどうやって決めましたか?

運命的にコンニャクイモ農家になりました。

こんにゃく工房迦しょう

Q3.土地はどうやって決めましたか?

農地を広げる時は「畑が空く」という情報を聞いたら直接ご自宅に伺ってお願いするなどしています。沼田市周辺は農家が盛んで、今時珍しく畑が足りない状態です。畑が空いたら早い者勝ち!場所等選んでる暇はありません。

Q4.師匠は誰ですか? どうやって修業しましたか?

県の指導員の方や優しい同業者の皆様。私も主人も家庭菜園すらやったことがなく、植え付け期に移住したので、準備も研修もせずに就農しました。勉強して教えていただきながら、失敗しては学んでの繰り返しです。
就農当初は引き継いだ種イモの状態が良く、ビギナーズラックで数年過ごせたのですが、そこで農業を甘くみてしまったのが失敗でした。自己流でやったら病気が発生してしまい、翌年植える種イモも無くて、近隣の方に譲っていただくことや、畑1枚を丸々ダメにすることもありました。かたちになり始めたのは就農5年目からです。

こんにゃく工房迦しょう

Q5.助けになっている存在は?

コンニャク工房で一緒に働いてくれているスタッフの皆さん。2014年に親戚のコンニャク工房を引き継いで6次産業を始め、今は8名のパートさんと製品を作っています。アメリカのスーパーでの販売からスタートさせ、将来的には日本で作ったコンニャクイモを海外に送り、現地で加工販売できるようになることが夢です。その目標に向かって、スタッフ全員で同じ方向を向いているので、いつも和気あいあい楽しく仕事ができています。

Q6.農業をやっていて良かったことは?逆に良くなかったこととは?

心身ともに強くなりました(笑)。コンニャクの海外輸出ひとつ取っても、海外では認知されていない食べ物なので受け入れてもらうことから始まるのですが、「デザートのように販売してみたら売れるかも」と思って工夫してお客様の反応を見ながら対応するのも楽しいです。良くなかったことは、シミが増えたことでしょうか……。

こんにゃく工房迦しょう

Q7.「農業女子あるある」といえることは?

そんじょそこらの女子には、腕相撲で負ける気がしない腕力。

1日のスケジュール
1日のスケジュール

Q8.おすすめアイテムを教えてください。

Sousouの地下足袋

チャート
就農前と後の、満足度の変化
【健康について】
規則正しい生活、食事によって健康になり、日光を浴びて外気を感じることで、風邪を引きにくくなりました。

これから農業を始める人へのメッセージ

まずはやってみる。理想と現実のギャップや、問題は多々生まれますが、必ず解決策があります。日本の農業は、世界で十分戦えるクオリティです。世界で活躍するチャンスです。体力に自信がなくても、ioTは年々発達しているので、じきに体よりも頭を動かすようになるでしょう。さあ、まずはやってみて!
遠藤 春奈さん