地域の女性リーダーは農業機械も操る農家の嫁

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地域の女性リーダーは
農業機械も操る農家の嫁
Nj☆北信で活躍する農業女子

テーマ:結婚して就農

Profile

清水 絵美(しみず・えみ)さん

長野県出身。米農家の夫と結婚し、手伝ううちに農業の魅力にはまり、今ではトラクターを操る本格的な農家に。農作業の傍ら、体験イベントの主催や自身が立ち上げた長野県県北エリアの農業女子グループ『Nj☆北信』の活動など、精力的に活動している農家の嫁です。

作っているものお米・お豆・野沢菜

Q1.農業を始めたきっかけは何ですか?

米農家の夫と結婚したものの、当初は「お互い違う仕事をしていた方が夫婦円満だろう」と話し、私は実家の家業を手伝っていました。
ところが、代掻きの際にあまりにもキレイで田んぼに入らせてもらった時、田んぼの水の冷たさや泥の感触、景色や風の音……全てが新感覚だったんです。あまりに未知の世界で好奇心が湧いてしまい、それからは時間が空いた時に「何やってるの~」「ちょっとやらせて~」と言っては田んぼに入り、トラクターやコンバインもたくさんあるので「乗りた~い」と言って大型機械の免許を取り、気づけばどっぷり農業していました(笑)。

Q2.作物はどうやって決めましたか?

主人の実家が40~50年続く米農家のため、事業継承しています。

Q3.土地はどうやって決めましたか?

主人の実家の農地を引き継いでいます。

Q4.師匠は誰ですか?どうやって修業しましたか?

主人です。最初の頃は緊急時に助っ人として呼ばれていたので、修行というより現場でやりながら覚えました。
最近は近所の農家のおじちゃんに色々と聞いています。昼過ぎまで田んぼにいると「飯の時間だぞ~!休め~」って気にかけてくれたり、技術的なこと以外でもいつでも話せる、心強い存在です。

Q5.助けになっている存在は?

4~5年前に普及センターの方と一緒に立ち上げた『Nj☆北信』の農業女子メンバーです。月1回の定例会では、農繁期の大変さ、天気に左右される大変さ、雑草との大変さを共感できますし、参加者同士でやりたいことが一致すれば好きに取り組んでもらっています。基本は言い出しっぺに興味を持った人が乗っかる形なので、お互い新しい好奇心が生まれ、チャレンジ出来る点が嬉しいです。
農業を始めた時は、県北エリアに同世代の仲間はいないと思っていました。自分の家の農業しか知らず、情報も入って来なかった時から比べて、今は総勢70名のメンバーに恵まれています。集めればいるものだな~と思いましたね(笑)。

Q6.農業をやっていて、良かったことは?
逆に良くなかったことは?

日々違う景色の中で新しい工夫が出来て、やっただけの成果が目に見える点が魅力!飽きることのない仕事です!
一方、完璧を突き詰めるとやる事が尽きないので、休めなくなります(笑)。我が家は異なる形状の田んぼが約180枚あるので、どこかに集中し過ぎると作業が間に合わなくなるし、私達がそういう働き方をすると従業員も休みにくくなる。勤務時間や休みは出来るだけ一般企業に合わせてメリハリをつけるようにしています。

1日のスケジュール

Q7.「農業女子あるある」といえることは?

どこに出かけても、ついつい田んぼを見てしまいます。地域によって用水路も違うので、そんなマニアックな部分を見るのも楽しい。

就農前と後の、満足度の変化
好奇心が旺盛過ぎる私にとって、農作業はとても楽しい!……ですが、天候などの外的要因によって生育状況や収穫量が変わるので、それに伴ってお金やストレスも変わります。農業に限らず、“全てを安定させる”って難しい。『良い時もあるし、悪い時もある』そう思ってやっています。

Q8.おすすめアイテムを教えてください。

母から貰ったフェイスマスクと、お気に入りのハンドクリーム。
手の水分と油分が泥に奪われてカサカサになるのですが、Neutrogena(ニュートロジーナ) のクリームは良いので周りの農業女子にオススメしています。

これから農業を始める人へのメッセージ

主人の『農業は毎年1年生だ』という言葉を聞いて「確かに!!!」と思いました。
米農家歴10年の人だって、収穫経験はまだ10回しかない。新規就農者だって、本気で勉強して取り組めば、10年の経験者にも追いつけるかもしれない―。そう思うと出来る気がしませんか?