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“儲かる酪農は丸森町に倣え” 売上3000万円を支える生産者の結束力と地域一体の取り組み

“儲かる酪農は丸森町に倣え” 売上3000万円を支える生産者の結束力と地域一体の取り組み

生き物相手の酪農は休みがない、とにかく仕事がキツいと思われがち。また、興味はあっても「技術や知識がない」、「設備資金がない」と二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
では、酪農で年収数千万円を稼げると聞いたらどうでしょう。酪農の町として知られる宮城県丸森町の産業を牽引する生産者に話を伺うと、「酪農で儲ける」メソッドと、一から始めるための方法が見えてきました。

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儲かるメソッドその1:安定収入が見込めるから稼げる!

宮城県乳牛生産量トップクラスを誇る丸森町。新鮮な牛乳は、町内40軒の酪農家の手によって毎日搾乳され、宮城県全域に届けられています。
丸森町酪農振興組合の半沢一良(はんざわ・かずよし)組合長もその1人。
半沢牧場2代目として、約40年間にわたり丸森町の酪農を支えています。そんなベテランファーマーの半沢さんにズバリお聞きしました。

ズバリ、丸森町の酪農は儲かりますか?

筆者


半沢さん

はい。しっかりステップを踏めば確実に稼ぐことができます。

この頼もしい言葉を裏付けるメソッドのひとつが「安定収入」にあると半沢さんは話します。

半沢さん

水稲や園芸野菜と異なり、牛舎で育つ牛は天候に左右されることがありません。そのため、経営計画が立てやすく、年間を通した安定収入が見込めるというわけです。また、健康的な牛を育てる飼料の価格も安定しており、乳価100円に対し、50円〜70円という利益率の高さも安定経営につながっています。

さらに、人工授精や受精卵移植により、計画的な出産も可能となっているため、飼育頭数や飼育方法も牧場の規模や労力に合わせてプランニングすることができます。

こうした事実を裏付けているのが、酪農家の収入の高さ。なんと、管内のほとんどの酪農家が売上約3000万円を手にしているのだとか! 家や高級車を購入したり、旅行に出かけたりなど、オフタイムを有意義に過ごしている方が多いのも納得です。

半沢さんをはじめ、丸森町の酪農家たちが示す「儲かる」経営スタイルは、若い世代にとっても大きな魅力になっています。そのため、農業全体が抱える後継者問題も丸森町の酪農家に限ってはどこ吹く風。このプラスの連鎖もまた、高収入につながっていると言えます。

稼げるメソッドその2:酪農家の負担を軽減! 町営放牧場による放牧育成

宮城県丸森町にある『丸森町町営放牧場』は、畜産農家から子牛の放牧育成を受託し、健康な基礎牛(出産前の乳牛)を育てています。


【詳細はこちら】宮城県有数の酪農の町が誇る『放牧育成』がすごい。丸森町が目指す酪農とは

酪農の仕事を大きく占める搾乳は毎日行われます。そのため、乳牛を飼育しながら子牛を育てることは酪農家にとって負担になることがあります。
『丸森町町営放牧場』では、成牛になるまで飼育し、人工授精によって新たな子牛を宿した後、出産2カ月前に酪農家の元へ戻す役割を担っています。広い牧草地で伸び伸びと育った牛は足腰が丈夫で健康に育つため、美味しい牛乳を毎日搾乳することができます。

「一番手がかかる育成の部分を町営放牧場に委託することで、酪農の仕事は大きく軽減されます。町がバックアップしてくれているおかげで丸森の酪農は今後、ますます発展していくことでしょう」と、半沢さんも期待を寄せています。

稼げるメソッドその3:進む丸森流”働き方改革“ アグレッシブな仲間がサポート

一般的に酪農の仕事はキツく、休みがないというイメージがあるのは否めません。しかし、生産者同士の結束が強い丸森町は、互いに助け合い、情報を共有することで休日を確保する働き方改革が進んでいます。
例えば、冠婚葬祭、家族旅行などで留守にする場合は仲間に搾乳や牛の世話を依頼。また、パートタイムで仕事を請け負う酪農ヘルパーや、飼料用のデントコーン栽培を専用業者に委託する方法もあります。

「酪農は休みがないというのは一昔前の話。若い世代は酪農ヘルパー制度などを上手に活用し、しっかり自分の時間を確保しています。だからこそ、後継者を確保できているのだと思います」(半沢さん)。

しっかり稼いでしっかり休む。丸森町の酪農はまさに理想の仕事と言えますが、ゼロから酪農を始めるとなると、やはり初期投資が気になります。生き物を扱うため、飼育の知識や技術も必要不可欠でしょう。新たに酪農を志す人に対し、酪農家たちや行政ではどんな支援を行なっているのでしょうか。

筆者


半沢さん

確かに作物を栽培する農業よりも、初期投資はかかります。しかし、酪農は確実に利益を上げることができる仕事です。新規就農者に対する国の支援制度を活用すれば費用負担は抑えることができるため、決して高すぎるハードルではないと思います。

搾乳や育成の知識や技術、日進月歩の人工授精技術などは組合員が積極的に研修会に参加し、情報を共有。また、牧場で働きながら技術を習得したり、酪農ヘルパーとして経験を積んだりしながら独立を目指すことも可能です。

半沢さん

儲けるにはある程度の投資と努力が必要です。でも、頑張った分、牛は必ず応えてくれます。丸森の酪農を盛り上げていくためには、自分だけ儲かればいいのではなく、結束し、共に助け合うことが大切。私たちは酪農を志す人を、全面的にサポートしています。

なんとも頼もしい半沢さんの言葉に、丸森町が「酪農の町」といわれるゆえんを垣間見ることができました。

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丸森町では、牛の成育ぶりを競う『あぶくまの里モーモーまつり』が毎年開かれています

酪農家への第一歩は、「丸森町町営放牧場」がおすすめです

まさに理想形ともいえる酪農の仕事ですが、いざ始めるとなると、最低限の飼育の知識や技術がなくてはなりません。経験はないけれど酪農をやってみたいという方はぜひ、丸森町が募集する「地域おこし協力隊」の制度などを活用してはいかがでしょうか。酪農を含む丸森町の農業関連事業者とのリレーション構築や商品の販路開拓などの業務を担いながら、酪農の知識や技術を習得することができます。

また、自然豊かな丸森町は米、野菜、果樹、花きなどの栽培が盛んな地域です。酪農のほか、畜産、養豚、養鶏、養蜂、養蚕なども行われており、選択肢が広いのも魅力です。

「農業基盤がすでに整備されている丸森町は、新規就農者のファーストステップに向いていると言えます。就農者としてのミッションをこなしながら、自分にあった仕事、働き方をぜひ見つけてくださいね」(丸森町担当者)。

しっかり稼いで人生を謳歌する。そんな理想の生き方が丸森町なら叶うかもしれません。宮城県有数の酪農の町で、“ガッツリ”稼いでみませんか?

【募集要項はこちら】

なお、丸森町は2020年2月15日仙台市で開催されるマイナビ就農FESTに出展します。
ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
【イベント詳細はこちら】


■お問合せ
宮城県丸森町役場農林課農政班
住所:宮城県伊具郡丸森町字鳥屋120番地
電話:0224-72-2113
FAX:0224-72-3041

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