見栄えと効率UPの裏技紹介します! 必見、営業しない農家の包装&梱包テクニック!

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見栄えと効率UPの裏技紹介します! 必見、営業しない農家の包装&梱包テクニック!

連載企画:営業しない農家の売上アップ術

見栄えと効率UPの裏技紹介します! 必見、営業しない農家の包装&梱包テクニック!
最終更新日:2020年05月29日

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

今回紹介するのは「包装と梱包の裏技」です。ちょっとした工夫で野菜の見栄えがよくなり、作業時間も短縮できます。普段の農作業にぜひ使ってみてください。

野菜の見栄えがアップするボードン袋

野菜を出荷する際に使うOPP防曇袋(ボードン袋)にはさまざまなサイズや形がありますが、一般的な規格袋には大きく分けて2つの違いがあります。

1. 穴ありか穴なしか
2. #20か#25か

私が使用しているのは穴ありの#25です。穴ありを選んでいる理由は通気性があるためです。#25と#20の違いはビニールの厚さです。#25は0.025ミリ、#20は0.020ミリ。僅か0.005ミリの差ですがビニールがしっかりしていますので、野菜の見栄えが圧倒的に良くなります。画像の9号サイズ100枚の金額は、近所のホームセンターで#25が195円、#20が151円、その差44円です。資材を購入する時、安いものに目が向きがちですが、プラス44円の経費で野菜の価値をぐっと上げられるのであればお得と感じています。

左#25、右#20のボードン袋

黒テープで野菜が50円高く売れる

野菜をボードン袋に入れたらテープで止めます。よく目にするのは「新鮮やさい」と書いてある野菜結束テープですが、中には、金色や銀色のテープで止めてある野菜も見かけます。金色や銀色を使っているのは高級感を出すためだと思いますが、高級感を出すなら間違いなく「黒テープ」です。緑、白、赤、オレンジ、どんな色の野菜にも合いますし、きれいな野菜に見えます。数年前、私がマルシェを立ち上げた際、そこで販売した野菜には全て黒テープを使いました。見た目の高級感がアップできたことで、お客さんが野菜を手に取る頻度も増え、売り上げが上がりました。結果、私のブランディングにもつながり、他の農家との差別化ができたことによって、野菜の単価を50円上げても売れるようになったのです。

市販の黒テープですが高級感がアップします

ボードン袋9号の#25、穴あきにネギ坊主を詰め、黒テープで止めてみます。
いかがでしょうか? 高級感がありませんか?

袋詰めが快適! クッキングシート

皆さん、野菜を袋に詰める際、どうしていますか? 私はクッキングシートを使って野菜を袋に入れています。
まずクッキングシートで野菜を包んでからシートごと袋に入れ、その後シートだけ抜き取ると、きれいに袋に入ります。見栄えも損なわないので、オススメの方法です。
タケイファームは少量多品目栽培の為、野菜の形やサイズもいろいろあります。クッキングシートのメリットは野菜に合わせて長さをカットして使えるという事です。葉付きの大根やニンジンも簡単に袋詰めできますし、特にブロッコリーのようにゴツゴツした野菜は途中でひっかかってしまいビニールの内側が汚れ見栄えも悪くなるなど、とにかく入れにくいです。でもこの方法なら、キレイに効率よく野菜を包装できます。さらに、クッキングシートは濡れてしまっても乾かせば何度か使えますので経費の節減につながります。

手軽に入手できるクッキングシート

サイズもいろいろ、乾かせば何度も使用できます

クッキングシートで野菜がスルッと入る

段ボールのマジック

野菜を発送する際は、段ボールを使用しています。段ボールは、長さ、幅、深さを指定してオリジナルサイズのものを発注していますが、その際に注意することがあります。
最近あった出来事ですが、運送会社から「武井さんの荷物は全てサイズがオーバーしている」と連絡がきました。段ボールを発注する際、寸法を指定して作っているのでそんなはずはないと思っていたのですが、調べてみると内寸で作られていたのです。宅配業者は外寸で測りますが、私が発注した段ボール業者は内寸で箱を作っていたのです。内寸で100センチと外寸で100センチとでは大きな違いです。さらに段ボールを組み立てる時やパンパンに荷物を入れた場合も微妙に寸法が変わってしまうことがあります。
近隣に最新設備が導入された運送会社の集荷センターができ、そこでは荷物の寸法を測るのにセンサーを使用しています。集荷時にはメジャーで測りますが、再度センサーで計測していた為に、寸法オーバーが発覚したのです。この場合、一つ上のサイズの運賃が適用されてしまいます。
現在はオーバーしないように、外寸マイナス2センチのサイズで発注しています。皆さんも段ボール業者に発注する時にはそこに気を付けて、「縦横高さの合計からマイナス2センチでお願いします」と伝えることをおすすめします。

100サイズ、120サイズなど、まとめて発注しています

便利な新聞紙。でも使用する紙面は気を付けて

新聞紙の用途はたくさんあります。段ボールの底に敷いたり、隙間(すきま)を埋めたり、クール便で発送する際、低温に弱い野菜を包んだり。皆さんの中でも使っている人は多いのではないでしょうか。私は新聞屋さんから毎月まとめて新聞紙をもらっています。毎日配達してもらっている新聞だけでは足りなくなるからです。ここで気を付ける事は、スポーツ新聞などは使用しないという事。風俗の記事などが目に入るだけで野菜がまずく見えてしまいます。新聞紙選びは慎重にしてください。

おまけの虎の巻

テープ5ミリの優しさ

段ボールに野菜を詰めたらテープで止めます。私はOPPテープを使用していますが、ガムテープを使う人もいると思います。どのテープでもよいのですが、テープの端を5ミリほど折り返して止めてみてください。皆さんも荷物が届いてテープを剥がすのに苦労した経験はありませんか。この5ミリのおかげでテープが簡単に剥がせるのです。荷物が届いた人が感じてくれる気配り。このちょっとした気配りが他の農家との差につながります。

テープを5ミリ折り返してあります

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