最終的な出口を決める
私は野菜の作り方を習ったことはありません。
農業人生最初の1年は両親の市場出荷の手伝い。その傍ら、空いている畑で、小松菜、大根、ニンジンなど複数の野菜の種まきをしてみると、ド素人が作った小松菜らしきもの、大根らしきもの、ニンジンらしきものが収獲できました。そしてそれらをインターネットで野菜セットとして直接個人に販売することに。
この時から、売り先が直接見えない市場に出荷をしていた両親とは別の農業が始まることになりました。
私が常に考えていたのは「出口」です。私は野菜の作り方を習ったことがないので、入り口、つまり「何を作るか」をそれほど重視していなかったのかもしれません。