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農家自身がブランドとなれ! 農家が語るべき“ストーリー”

農家自身がブランドとなれ! 農家が語るべき“ストーリー”

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

あなたがキュウリを栽培していたとして「なぜキュウリを作っているのですか?」と質問されたら何と答えますか? 単純な質問ですが、この答え方一つでキュウリの売り上げやあなた自身の印象が大きく変わります。自分がどういうストーリーを打ち出して自分なりのブランディングを行っていくかはとても大事なことです。今回は「ストーリーブランディング」についてお話しします。

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ストーリーが大事なわけ

私が住んでいる千葉県松戸市には、全国に知られるような地場のブランド野菜がありません。19年前、サラリーマンから農家に転身した時、全くと言っていいほど野菜の知識がなかった私でも「京野菜」や「加賀野菜」といったブランド野菜のことは知っていました。これから農業をやる上で、ブランド作りは大事、地場ブランドがないのであれば、自分のブランドを作ろうと考えました。
なぜならば、名の知られたブランド力がある都内のホテルのラウンジでコーヒーを頼んだら1杯1500円くらいします。普通に考えたらコーヒー1杯が1500円なんてとても高いと思うはずですが、コーヒーの値段よりもその場にいる環境に満足してしまいます。農家も野菜もそうあるべきだと思うのです。ブランドが確立されれば、差別化もでき、高値での取引も可能。そこで、就農当時から栽培する野菜や自分自身に「ストーリー」をつけることにしたのです。

京都錦市場の京野菜

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