マイナビ農業TOP > 生産技術 > レアなジャガイモ「サッシー」を栽培して、とびっきりおいしいフライドポテトを食べる‼

レアなジャガイモ「サッシー」を栽培して、とびっきりおいしいフライドポテトを食べる‼

武井 敏信

ライター:

連載企画:育てるならレア野菜

レアなジャガイモ「サッシー」を栽培して、とびっきりおいしいフライドポテトを食べる‼

ジャガイモ料理はたくさんあります、今回注目するのはフライドポテト。せっかく栽培するのであれば、調理法に特化した品種を選んでみませんか。おすすめは、油との相性が抜群の品種「サッシー」。今まで食べていたフライドポテトとの違いをぜひお試しください!
西洋野菜をはじめ珍しい野菜を年間約140種類、19年間で350種類以上栽培し、それらを直接レストランへ販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)が、レア野菜の魅力や育て方のコツを余すところなく紹介します。

twitter twitter twitter

調理法に特化した品種に注目!

スーパーでよく目にするジャガイモといえば「男爵」や「メークイン」。最近では、直売所などで皮が赤く中も赤いジャガイモや紫色のジャガイモを見かけるようになってきました。こうした見た目が個性的な品種を第2世代とすれば、今は第3世代に入ったと思います。第3世代とは、調理法に特化した品種。今は品種を選ぶことで同じジャガイモでも味の細分化が進んでいるのです。おいしい料理を作るために素材選びからはじめるシェフも少なくありません。品種選びが料理の仕上がりの決め手となることも多いのです。

ジャガイモ料理はたくさんあります。「煮物」「サラダ」「フライ」「コロッケ」「炒め物」……。そして、料理に合わせて使うジャガイモを変える人は多いと思います。特徴を言葉にすると「ホクホク」「しっとり」「デンプン質」「煮崩れしにくい」など。もしスーパーで買ってきたホクホクタイプの「男爵」を使ってカレーを作り長時間煮込む場合は、煮崩れに注意が必要です。ジャガイモの食感を残すなら、しっとりとして煮崩れしにくい「メークイン」が良いでしょう。
中が赤い「ノーザンルビー」なら色を生かす料理がおすすめですので、カレーにするよりもポテトチップスの方が特徴は出ます。紫の「シャドークイーン」を使ってのマッシュポテトもおもしろいと思います。

ノーザンルビーのポテトチップス

ジャガイモを買ってきて、何も考えずに料理をしたら「ジャガイモを食べたなぁ」で終わってしまいますが、数ある品種、数ある料理の中から、食べ方を指定して育ててみるのも楽しくはないですか。

今回おすすめするのは、油に特化した品種、「サッシー」。収穫できたら「とびっきりのフライドポテト」を食べてみようではありませんか!

サッシーとはどんなジャガイモ

あわせて読みたい記事5選

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する