水も土も使わない? 高級スパイス・サフランを育てて黄金色に輝くリゾットを食べる‼

公開日:2020年07月30日
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重さあたりの単価が世界一高いスパイス「サフラン」。パエリアやブイヤベースには欠かせないスパイスです。実は栽培が簡単なことを知っている人は少ないのではないでしょうか。基本的に水も土も使わずに育てることができるのです。自ら育てた高級スパイス「サフラン」を使ってサフランリゾットを食べてみませんか!
西洋野菜をはじめ珍しい野菜を年間約140種類、19年間で350種類以上栽培し、それらを直接レストランへ販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)が、レア野菜の魅力や育て方のコツを余すところなく紹介します。
重さあたり単価が世界一高いスパイス、サフランとは
サフランはなぜ高い
1グラムの相場は約1000円、1キロ当たりの価格は100万円以上。高価なスパイス、サフランはアヤメ科の多年草でめしべを乾燥させたものです。1グラムのめしべを得るには150本以上の花が必要とされ、摘み取りは全て手作業でしかできないため人件費が非常にかかるのです。栽培は比較的簡単なのですが、収益ベースで考えるとコスパが悪く、割に合わないのが現実です。タケイファームが栽培しているサフランは1グラム1800円。乾燥する際に独自のテクニックを使いクオリティーの高いサフランに仕上げ、シェフ達からは、色も出て香りもすごいと喜んでもらっています。

サフランの花
日本におけるサフランとは