今回お伝えするのは、農機具のメンテナンス方法です。農機具を長持ちさせるためには、日々のお手入れが大切。
収納する前にしておくべきことをまとめました。
クワの手入れ方法
クワの刃床(はしょう)は泥につけたままにしておくと、さびてしまいます。
日々の手入れで、しっかりと泥を取りましょう。
<使用後の手入れ方法>
①あらかじめ木べらなどで刃床部についた土を取り除きます
②タワシで水洗いします
③乾いた布で水滴を拭いてから、風通しの良い場所で乾かします
手入れが終わった後は、直射日光や雨があたらない場所にかけておきましょう。
レーキ・クマデの手入れ方法
レーキやクマデは細い部分があるので、軍手を使って汚れを取っていきます。
<使用後の手入れ方法>
①刃床についた土やゴミを手を使って取り除きます
②刃床を水で洗います。その際、軍手をはめて行うと汚れが取れ、きれいに洗えます
③刃床の水滴を乾いた布で拭いてからしまいます
ホーの手入れ方法
ホーも泥がついていたり、水に濡れていたりすると劣化が早まります。
<使用後の手入れ方法>
①刃床などに付着している土や雑草を取り除いたら、水洗いしながらタワシで刃床の汚れを落とします
②軍手をはめた手で刃床をこすりながら細かい汚れを落とします
③乾いた布で水気を取り除いてから収納します
噴霧機の手入れ方法
噴霧器は、ポンプに残液があると中で固まってしまい、致命的な故障につながる場合があります。使用後は散布薬が残らないようにしましょう。
<使用後の手入れ方法>
①タンクのふたを開け、残っている薬液は処理します
②タンクの1/3ほど水を入れ、ふたをしたら上下に振ってタンク内を洗浄します。
ノズルなどが邪魔になる場合ははずしておきます
③タンク内の洗浄ができたら、水を入れてふたをして、ノズルなどを取り付けます
加圧式のものは少しだけ加圧しておきます
④噴霧機を作動させ、ノズル、ホース内を洗浄します
⑤再度はずせるものははずし、細かい部分もしっかり洗浄しておきます
パッキンやふたなどの細かい部品は、洗い終わったらザルなどにまとめて入れておくと紛失を防ぐことができますよ
⑥タンクは逆さまにしてしっかり乾かし、他のものも水気がなくなるまで干してから収納します
いずれの農機具も外に保管しているとさびる原因になるので避けましょう。
【参考文献】
いますぐ使える 家庭菜園・農園道具の便利帳