武井流、品種選びの基準
少量多品目農家として、初めて出会う野菜の栽培にチャレンジする時は、不安よりも希望の方が大きいのではないでしょうか。
農業を始めて間もない頃、私はがむしゃらにいろいろな野菜の栽培に挑戦しました。見たこともない野菜の色や形を確認し食べてみることが、楽しくて仕方がなかったのです。また、世間でまだ知られていない野菜をブログでいち早く紹介することも楽しみでした。ブログや店頭で初めてその野菜を見たお客さんが驚いてくれたからです。
現在は販売先がレストランとなり、プロの料理人が「おいしい」「使いたい」と言ってくれることが楽しみに。また、労働効率に見合った単価で販売できることも楽しみの一つに加わりました。
販売先が変わったことで、楽しみ方は変わりましたが、今でも新しいものに挑戦するという楽しみに変わりはありません。
レストラン、マルシェ、直売所、野菜セットなど、販売チャンネルが違ってもそこには必ずライバルがいます。同じ品目でも品種を変えることで、他の農家に差をつけ、売り上げアップを狙うことができます。そのためには、品目ではなく、「品種」という視点でどのように取捨選択するか、という考え方が大切です。私が品種選びをするときに気を付けているのは次の3点です。