ネコブセンチュウの最適な対策方法とは。予防・駆除で抑えるべきポイントを解説

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ネコブセンチュウの最適な対策方法とは。予防・駆除で抑えるべきポイントを解説

ネコブセンチュウの最適な対策方法とは。予防・駆除で抑えるべきポイントを解説
最終更新日:2021年04月05日

抵抗性品種の育成、農薬などの防除技術の開発により、多くの害虫被害を抑えられるようになってきました。しかし、ネコブセンチュウをはじめとする寄生性センチュウに対しては、さまざまな防除法が存在するものの、被害を完全に抑え込むことは難しいとされています。大切な農作物をセンチュウ被害から守るにはどのような方法が望ましいのでしょうか。被害の特徴を踏まえながら、最善策を探ります。

ネコブセンチュウとはどんな虫?

ネコブセンチュウを含むセンチュウは分類学上、線形動物門に属する生物の総称で、地中だけでなく海中に生息するものや、他の生物に寄生するものなど、その生息場所は地球上の至る所に広がっています。

農作物に甚大な被害をもたらすセンチュウの代表格が、本稿で紹介するネコブセンチュウやネグサレセンチュウといった「寄生性センチュウ」。いずれも難防除の害虫として農家を苦しめる存在で、発生すると大幅な収量の低下を招く恐れがあります。

実は土壌に欠かせない存在

地中に生息するセンチュウでも、農作物に被害をもたらすものはごく一部。ほとんどのセンチュウは、地中の細菌やネコブセンチュウなどをエサにして自活しています。こうした自活性センチュウはミミズと同じように農業生産にとって有用な土壌生物であると言えます。

ネコブセンチュウ被害の予防方法

農具の洗浄

ネコブセンチュウは長靴やシャベル、鋤といった道具に付着したわずかな土に潜んでいる場合があります。これまで被害のなかった圃場でもいつの間にか持ち込まれることがあるため、長靴や道具はしっかり洗浄して、ネコブセンチュウを拡散させないことが大切です。

しかし、長靴やシャベルなら洗浄できても、トラクターのタイヤや作業機に付着した土をその都度洗い落とすことは現実的ではありません。複数の圃場で作付けている農家は一つの圃場でネコブセンチュウの被害が生じたら、他の圃場でも被害があらわれるリスクがあると考えておいたほうがいいでしょう。また、被害が出た場合には被害株の処分も重要です。圃場の傍に捨て置くだけでは不十分で、焼却処分して寄生性センチュウを確実に殺すことが求められます。

拮抗植物による忌避

ネコブセンチュウがあらゆる作物に被害をもたらすといっても、抵抗性を持つ植物もあり、イネ科のギニアグラス、エンバク、ソルゴー、マメ科のクロタラリア、クリムソンクローバー、キク科のマリーゴールドなどが知られています。これらの抵抗性植物はネコブセンチュウが嫌がる物質を分泌するため、圃場の一角に植えたり、生育したとの土壌中に漉き込んだりすることでネコブセンチュウの個体数を抑制することができます。特にマリーゴールドは種や苗が入手しやすく、ネコブセンチュウ以外にも効果があるセンチュウの種類が多い上、地下40cmほどまで効果があるとされるのでお勧めです。

ネコブセンチュウが好む作物を連続して植え付けていると、土壌中の個体数が増えて高リスクの圃場になるため、輪作体系を改めることも求められます。作物の生産の合間にギニアグラスやクロタラリアといった抵抗性植物を植え付ければ、発生リスクを低く保つことができます。

ネコブセンチュウの駆除方法

上述の予防策をうまく組み合わせることで被害が抑えられるとはいえ、いずれも直接的にネコブセンチュウを防除するわけではないため、完全に発生を防ぐのは難しいのが実情です。万一ネコブセンチュウ被害に見舞われた場合は、速やかに駆除するなどの対策が求められます。

太陽熱消毒

センチュウ類は60℃程度の高温に数分間曝されると死滅することから、7月~8月の気温が高い時期に十分な潅水(かんすい)を行った上、ビニールなどで土壌表面を覆うことで、土壌を高温、過湿な状態にすることでネコブセンチュウを死滅させることができます。農薬を用いない分、環境に負荷を与えないメリットがありますが、実施できるのが夏に限られるというデメリットがあります。

土壌消毒剤

農薬を用いた土壌消毒では、農薬が行き渡ったところに生息するネコブセンチュウを死滅させられる一方で、ネコブセンチュウをエサにする自活センチュウをはじめ、農業生産に有用な微生物まで殺してしまうデメリットもあります。これで完全にネコブセンチュウの被害を抑え込めればいいのですが、前述の太陽熱消毒にしても、熱や農薬の影響が及ばない深いところに生息するネコブセンチュウへは作用せず、完全に被害をなくせるわけではありません。

石灰窒素

石灰窒素は1か月ほどするとシアナミドという殺虫殺菌効果を持つ物質に変化するため、ネコブセンチュウの防除に有効。さらにシアナミドは2週間ほどで窒素に変化するため肥料の効果も期待できます。

米ぬかを使った方法

土に米ぬかを混ぜることで乳酸菌が増加し、これを好んで食べる自活性センチュウも増えてきます。自活性センチュウの老廃物は、ネコブセンチュウが嫌うアンモニアに変化するため、結果的にネコブセンチュウが減ってリスクの少ない圃場となると考えられています。

『こっこりん®』の散布

これまで紹介した方法によって、ある程度の被害を抑えられるとは言え、難防除とされているネコブセンチュウの対策には十分とは言い切れません。長期的にネコブセンチュウの被害を抑えるには、これらをエサとする自活センチュウなどの土壌微生物にとって好適な土壌環境を作ることが有効と言えます。そこで新たに注目されている資材が、朝田ケミカル株式会社が製造販売する『こっこりん®』です。

『こっこりん®』の詳細記事はこちら

『こっこりん®』で土壌環境を最適な状態に

「『こっこりん®』は鶏糞を1200℃の高温で焼成した天然ミネラル100%の機能性肥料で、それ自体に寄生性センチュウを殺す効果も忌避効果もありません。センチュウを減らすどころか、施用した後は一時的に増えるため、根にコブができて農家さんは驚かされるのですが、強い発根作用があり、施用しない場合の2倍以上に根が伸長します。樹勢も強化されるので、たとえコブができるほどネコブセンチュウに寄生されても、土壌からの養分の吸収が阻害されることはなく、作物を健全に生育することができます」。

同社新潟営業所の松井さんは『こっこりん®』の特徴について、このように説明します。『こっこりん®』の施用により、ネコブセンチュウをエサとする自活性センチュウや他の土壌微生物にとって好適な環境になるため、ネコブセンチュウが捕食されるようになり、被害が表れにくい圃場になっていくといいます。

『こっこりん®』の使い方


『こっこりん®』には即効性を高めた『こっこりん®細粒』や、水に混ぜて液肥として使用できる『こっこりん®ミクロン』のラインナップがあり、多様な方法で施用することができます。元肥として1反あたり10~20㎏ほどの『こっこりん®』を施用してもいいですし、『こっこりん®細粒』を株元に30~50g撒いて軽く漉き込むこともできます。『こっこりん®ミクロン』の水溶液を葉面散布したり、潅水チューブで施用したりすることも可能です。

従来のネコブセンチュウ対策では、根にコブができるほどの株は抜き取って処分するしかありませんでしたが、『こっこりん®』の抗酸化力で植物のストレスが減り、根張りや生育が促進されるため、ネコブセンチュウに寄生された状態からでも作物をレスキューすることができるという点は、従来にはない注目すべき特徴と言えるでしょう。

根張りがよくなるため、適正な追肥を行えば、作物の寿命を延ばすことにもつながります。

あらゆる作物に施用可能。安全な機能性肥料

水素イオン指数(pH)は『こっこりん®』が12.5、『こっこりん®ミクロン』が12.8で、いずれも強アルカリ性です。このような肥料を施用すると土壌がアルカリ性になって「サツマイモやジャガイモなどの酸性土壌が適する作物には施用できないのではないか」と思われるかもしれません。この疑問に対して松井さんがこう説明してくれました。

「元肥として『こっこりん®』の施用は1反あたり10~20㎏ほどに留まりますし、『こっこりん®ミクロン』は5000~7500倍に薄めて使いますから、土壌が極端にアルカリ性に傾くことはありません。あらゆる作物で使用いただけますよ」。

100%天然ミネラルであるため、多少多く施用しても作物に問題が生じることはありません。導入農家ではそれぞれ、多様な使われ方がなされており、ネコブセンチュウ対策、生育促進、樹勢強化に加えて、収穫後の葉物野菜の切り口を5000倍の希釈液に浸してから出荷して、切り口の変色を抑えて棚持ちを良くするために使っている農家もいると言います。

ネコブセンチュウの見分け方


そもそもネコブセンチュウはどのようにして見極めることができるのでしょうか。ネコブセンチュウは体長が1mmに満たない小さな生物である上、無色透明であるため肉眼で見つけることはほぼ不可能です。しかもハクサイ、キャベツなどのアブラナ科の作物では、ネコブセンチュウに寄生された時とよく似たコブができる根こぶ病が生じることがあり、この病気と区別する必要もあります。そこで試したいのがホウセンカを利用した検定です。

ホウセンカを利用した確認方法


準備するのはホウセンカの種と3号程度の小さな植木鉢です。調べたい圃場(ほじょう)の土を鉢に入れ、ホウセンカの種をまきます。ホウセンカはネコブセンチュウに寄生されやすい特徴があるため、もし土の中にネコブセンチュウがいればホウセンカに寄生します。播種後30日~40日が経ったところでホウセンカを掘り出して、根に数多くのコブができていたらリスクの高い圃場だと判断できます。

ネコブセンチュウが農作物にもたらす被害

特徴 根に寄生し、細胞組織が肥大して数多くのコブができる
症状 葉の黄化や萎れが見られ、最終的には枯れる

ネコブセンチュウの被害を受けやすい作物

ネコブセンチュウは多くの作物に被害をもたらす厄介な存在。特に以下の作物が被害を受けやすいとされています。

果菜類 トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、スイカ、カボチャ、イチゴ
葉菜類 ほうれん草、レタス
根菜類 ニンジン、ゴボウ、大根
イモ類 サツマイモ、ジャガイモ、里芋
豆類 大豆、インゲン

こうしたネコブセンチュウの対策には『こっこりん®』がおススメですが、『こっこりん®』はあくまで肥料であり、ネコブセンチュウを殺す働きはありません。それでも根張りや生育を促進するとともに、土壌中の有用微生物を活性化することで、センチュウ類を殺すことなく、土壌生物と共存して、しっかり高品質な農作物を収穫できる肥料です。『こっこりん®』を使ったことで、約3年ほどでネコブセンチュウに侵された土壌がよみがえり、被害が見られなくなった事例もあるとのこと。

農薬の使用が制限される有機栽培の農家にとってもうれしい、安全な資材と言えます。ネコブセンチュウの被害に悩む農家の皆さん、これまでの対策法で効果が出なかったという方はぜひ、『こっこりん®』を試してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】
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【お問合せ】
朝田ケミカル株式会社
〒100-0005
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