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メガファームの2代目社長が挑む、父親が磨いた「野生の勘」の見える化

連載企画:農業経営のヒント

メガファームの2代目社長が挑む、父親が磨いた「野生の勘」の見える化

経営のバトンタッチにはさまざまな課題がある。では継ぐ対象が、栽培面積が200ヘクタールを超す農場の場合、何が焦点になるだろう。経営や栽培の仕組みを移管する際のハードルは何か。稲作を手がけるフクハラファーム(滋賀県彦根市)の2代目社長、福原悠平(ふくはら・ゆうへい)さんを取材した。

30代前半でメガファームの社長になったわけ

フクハラファームは創業者の福原昭一(ふくはら・しょういち)さんが約30年前に勤めをやめ、専業農家になったのを機に規模拡大がスタートした。兼業のころの面積は約2ヘクタール。1994年に法人化した。
現在の栽培面積は210ヘクタールと、じつに当時の100倍超。コメや麦の裏作でキャベツも作っており、延べ面積は240ヘクタールに達している。ごく一般的な小規模経営から、国内屈指の大規模経営へと成長したわけだ。
2代目の悠平さんはいま37歳。大学を卒業して飲食店で働いた後、20代後半で実家に戻り、父親のもとで農業を始めた。勤め先が店を閉じたことが就農の理由で、そのころは後を継ごうとは思っていなかった。
30歳になったころ、社長になることを意識し始めた。父親から「そろそろ引退を考える年齢が近づいた」と言われたからだ。その2年後に改めて「そろそろ代わろうと思う」と言われ、「腹をくくることにした」と決意を告げた。こうして悠平さんは、2017年にフクハラファームの社長になった。

広大な農場

200ヘクタール超の広大な農場

ここで確認しておくと、「そろそろ代わろうと思う」と言ったときの父親の年齢は、多くの農家がバトンタッチを考えるタイミングでは必ずしもない。まだ60代になったばかりだったからだ。零細な家族経営では、息子が60歳で勤めをやめて実家に戻り、高齢の父親と一緒に農業を始める例も少なくない。
これに対しフクハラファームでは、父親が「自分が元気なうちに交代すべきだ」と考え、30代前半だった悠平さんに社長の座を譲った。トップになるための準備期間を長々ととるよりも、早いうちに交代したほうが経営者としての自覚や能力が高まり、会社にとってもプラスになると判断した。
当然、一代で巨大農場を築いた父親と、わずか数年で社長になった悠平さんの間には経営のスキルに大きな開きがある。父親は社長からは退いたとはいえ、いまも会長の立場で農作業をし、ときに悠平さんに助言する。
社長交代から2021年で5年目。悠平さんは農場を運営するうえで何を課題と感じ、これから経営をどう発展させようとしているのだろうか。

福原悠平さん

2代目の社長の福原悠平さん

長期的な課題である栽培技術の継承はどのように解決するのか

「まず解決すべき課題は、地権者の管理」。

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