若手農家からよく相談されること「値付け」
私が若手農家から相談されることの中に、「いくらで売ったらよいかわからない」というのがあります。定番野菜などは、ある程度相場というものがあるのでわかりやすいのですが、スーパーなどで目にすることの少ない西洋野菜はなかなか参考にするものが見当たりません。これは、農家だけでなく、野菜を仕入れて販売する側にも同じことが言えます。前にこのようなことがありました。
知り合いの飲食店が店先で野菜を販売していました。勉強のためにのぞいてみると、アーティチョークが1個250円で販売されていたのです。聞くと、農家から150円で仕入れたとのこと。私はオーナーに「その価格は安すぎます。800円で売れますよ」と助言しました。後日どうなったか聞いてみると、実際に800円で売れたそうです。
この例からわかる2つのことがあります。