少量多品目農家はなぜ休みを取りづらいのか
そもそも、少量多品目農家はなぜ休みを取りづらいのか。結論から述べると、忙しすぎるのです。
新規就農者が入りやすい販売チャンネルは、オンラインショップでの野菜セット、直売所、スーパー、マルシェなどです。これらに共通して言えることは、「年間を通して野菜を栽培する必要がある」ということ。これが、必然的に少量多品目栽培という農業のスタイルとなっていきます。一つの作物ではお客さんにあきられてしまう恐れもありますので、収益確保のためにも、常に何か作っていなければならない状況が続きます。
![野菜セット](https://agri.mynavi.jp/wp-content/uploads/2021/08/b7b3bba5d7b665f733c246a29c2f76ce.jpg)
販売していた野菜セット
<忙しい理由その1>品目によっては毎日収穫が必要
代表的な夏野菜、キュウリやオクラは、成長が早く、収穫時期になると毎日の収穫が必要です。長期間収穫を続けるために、種まきや苗の植え付け時期をずらしている農家は、その忙しさは長く続くことになります。
![収穫が忙しいキュウリ](https://agri.mynavi.jp/wp-content/uploads/2021/08/b78dd01e9062bc6f0b0c814dc7251b3f.jpg)
収穫が忙しいキュウリ