住宅地の農家はつらいよ
私が住む千葉県松戸市は東京都と江戸川をはさんですぐ隣に位置し、東京への通勤圏内として宅地化が進んでいます。
タケイファームの第1ファームは先代からの畑。昔はまわりも畑でしたが、どんどん宅地化され、いつの間にか住宅に囲まれてしまいました。これまで表立ってクレームを受けたことはありませんが、トラクターの騒音などで気を使うことも多いのが事実。また、人が畑に入ってきたりと困ることもあります。「こっちが先だった」と文句を言っても仕方がないので、近隣住民とのトラブルを防ぐためにいろいろな対策をしています。
近所に迷惑をかけないための対策
トラクターは8時まで動かさない
住宅街の中にある畑の問題の一つに「騒音」があります。夏場の暑い時期、朝の涼しいうちから作業を開始したいと思うのは農家であれば誰もが同じでしょう。朝の5時頃から畑を耕したいのですが、トラクターの爆音を響かせるのはご近所迷惑。そのため、8時まではトラクター、管理機、刈払機などのエンジン付きの農機具は動かさないようにしています。