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住宅街の畑の流儀とは 都市農家の近所付き合いとトラブル回避策

住宅街の畑の流儀とは 都市農家の近所付き合いとトラブル回避策

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

都市近郊での農業は住宅地と畑が隣接しているので、トラクターなどの騒音で周辺住民に迷惑をかけてしまうこともあります。そうしたトラブルを避けてまわりに配慮し営農を続けるためのコツをお伝えします。

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住宅地の農家はつらいよ

私が住む千葉県松戸市は東京都と江戸川をはさんですぐ隣に位置し、東京への通勤圏内として宅地化が進んでいます。
タケイファームの第1ファームは先代からの畑。昔はまわりも畑でしたが、どんどん宅地化され、いつの間にか住宅に囲まれてしまいました。これまで表立ってクレームを受けたことはありませんが、トラクターの騒音などで気を使うことも多いのが事実。また、人が畑に入ってきたりと困ることもあります。「こっちが先だった」と文句を言っても仕方がないので、近隣住民とのトラブルを防ぐためにいろいろな対策をしています。

近所に迷惑をかけないための対策

トラクターは8時まで動かさない

住宅街の中にある畑の問題の一つに「騒音」があります。夏場の暑い時期、朝の涼しいうちから作業を開始したいと思うのは農家であれば誰もが同じでしょう。朝の5時頃から畑を耕したいのですが、トラクターの爆音を響かせるのはご近所迷惑。そのため、8時まではトラクター、管理機、刈払機などのエンジン付きの農機具は動かさないようにしています。

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