選べる就農エリア!
それぞれに個性が違う魅力があります
みどり地区で見つかる農業スタイルーJAさがみどり地区
佐賀平野の広大かつ肥沃な大地から山間部、そして心地良い潮風が吹き抜ける有明海沿岸まで、それぞれに異なる特徴を持つ佐賀県南西部の6市町で構成された『JAさが みどり地区』。まずは、この6市町それぞれの魅力を探ってみましょう。
武雄市
雄大な山々に囲まれ、豊かな自然にあふれたエリアでありながらも、古くは長崎街道の宿場町として栄えていたという歴史もあり、交通アクセスが抜群のエリアです。開館時には全国的な注目を集めた最先端の図書館や、ICTを活用した先進的な教育など、子育て環境が充実しているというところも、武雄市ならではの特徴だと言えるでしょう。
鹿島市
日本三大稲荷のひとつであり、年間280万人の参拝客が訪れる祐徳稲荷神社があることで知られる鹿島市。自然環境に恵まれているため、農業や漁業が盛んなことはもちろん、このエリアには江戸時代から続く酒蔵が6蔵あり、そのひとつはIWC(インターナショナルワインチャレンジ)で世界一の栄誉チャンピオン・サケに輝きました。
嬉野市
日本三大美肌の湯、嬉野温泉でお馴染みの嬉野市は、霧深い山々に囲まれる地域特性を生かした「うれしの茶」の栽培でも、古くから全国的に高い評価を獲得しています。武雄市と並び、2022年に開業予定となっている九州新幹線西九州ルートの停車駅となっているため、今後は街全体がさらに活気づいていくことが予想されるエリアです。
大町町
新規就農する上では、大きなハードルとなる農地の確保。また、土地を確保できたとしても、水源として井戸を掘るためのボーリング工事などには多額の費用がかかります。佐賀県下でいち早く施設園芸団地の造成に取り組み、こうした問題を解決しているのが大町町。ハウスの建設などにかかるコストを抑えて就農できる環境が整っています。
江北町
佐賀県の「へそ」、つまりど真ん中に位置する町として知られる江北町。モノと人が行き交う交通の要所だけに、大型ショッピングモールなどの商業施設が充実した暮らしやすい町となっています。また、出生祝金の支給や学校給食費の助成、子育て支援図書配布など、積極的に子育て支援に取り組んでいるというところも、この町の魅力です。
太良町
佐賀県自然環境保全地域に指定されている多良岳周辺と、干満の差が最大6メートルにもなるため、月の引力を目で見て感じることができると言われる有明海に囲まれた自然豊かなエリア。ノリ養殖や竹崎ガニ、カキなどの海産物が有名ですが、国内屈指の産地となっている温州ミカンをはじめとした果物や野菜の施設栽培など、農業も盛んです。
支援内容がさらに充実!
エリアごとに進化を続けています
新規就農者への手厚い支援体制を整え、県外からの移住も積極的にサポートしているこの6市町で構成される『みどり地区』では、就農するエリアを自分自身で選ぶことができることを、JAさがの北村隆志さんにご紹介いただきました。それぞれの市町では、移住者への家賃補助や新規就農時に必要となる初期費用の支援など、独自の支援制度も年々バージョンアップし続けているので、各市町の支援内容と地域性を照らし合わせながら、「農業を始めるならココしかない!」と思えるエリアを探してみてはいかがでしょうか?
「『本当に大丈夫かな…』『そもそも農業で生計を立てられるのかな…』など、いざ就農するとなると、さまざまな不安があるかもしれません。でも、最新機器を備えた研修ハウスで技術を習得しながら、農業経営までを実践形式で学べる2年間の研修「トレーニングファーム」が用意されている『みどり地区』なら、これから新規就農を目指す方でも安心。さらに、研修が終わったあとも、県・市町・部会・JAが連携して新規就農者を全面的にサポートしています!」と、北村さん。心強いサポートもあり、安心して農業に挑戦できる環境が整っています。
第1期「トレーニングファーム」を経て就農した先輩たち
模擬経営や手厚い補助制度で就農を支援!
トマトの生産者が多いエリアなので心強い!
以前は出身地である長崎県佐世保市の自動車学校に勤めていたという佐伯健一郎さん。かねてから農業に興味があり、武雄市の農家へ野菜づくりの勉強をしに行っていた際、『みどり地区トレーニングファーム』の第1期生募集に出会いました。
武雄市に在住中の2年間で研修を受け、その後、鹿島市に移住。昨年12月に就農しました。鹿島市を選んだ理由は、やはり日照時間が長いなど、トマト栽培に適したエリアであり、トマトの生産者も多いため、相談相手には事欠かないというところが決め手になったそうです。とは言え、お子様が受験生なので、ご家族はまだ武雄市で暮らしているのだとか。そのため、現在は単身赴任。「受験が終われば、今は武雄市に住んでいる妻も鹿島市に来てトマト栽培を手伝ってくれる予定なので、それまでになんとか農場経営を軌道に乗せたいですね」と、これからの目標を嬉しそうに語ってくれました。
地元で子育てをしながらトマト栽培に挑戦!
地元の江北町で今年からトマト栽培を始めた西山和美さんも、佐伯さんと同じく第1期生。以前は介護福祉の仕事をしていたそうです。実家が農家なのでもともと興味はあったそうですが、家業を継ぐのではなく独立する道を選んだのは、「これからは施設栽培の時代だ」と考えたから。最初は両親から反対されたと言いますが、現在は米や麦、大豆などを栽培している実家とトマト栽培の繁忙期が異なるため、おたがいに手伝いながら仕事に取り組めるという良い関係性が築けているそう。また、西山さんは昨年に3人目のお子様を出産されたばかり。「伸び伸びと暮らせる田舎ではあるけれど、病院は近いし保育園もどんどん増えています。田舎すぎて困るということが一切ないので、子育てをするには最高の環境ですね!」と、子育てママだからこそ分かる江北町の魅力を教えてくれました。
みどり地区ではJAはもちろん、指導にあたる講師や行政、さらには地域のベテラン農家や先輩研修生などが、心あたたかく就農・移住を迎え入れ、多くの仲間が親身にサポートしてくれます。みどり地区なら、就農を検討しているあなたにぴったりの市町が見つかるはずです。まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
【特設ページ】農業をはじめよう!がばいよかとこ佐賀で!
佐賀県の農業やトレーニングファーム、活躍中の生産者など、「佐賀×農業」をもっと詳しく知ることができます。ぜひチェックしてみてください!
【お問い合わせ】
JAさが 杵藤エリア 杵藤園芸センター 園芸指導課
佐賀県杵島郡白石町大字遠江183
TEL:0952-84-5112
FAX:0952-84-5598
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