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就農後にいくつもの「想定外」、プラン修正で営農の活路さぐる

吉田 忠則

ライター:

連載企画:農業経営のヒント

就農後にいくつもの「想定外」、プラン修正で営農の活路さぐる

農業を始める前に、誰もがさまざまなプランを思い描く。だが実際に就農してみると、事前に考えていたのと条件が違うのに気づくことも少なくない。では想定とは異なる現実を前にして、どう柔軟に対応するか。営農の形を模索中の中嶋一磨(なかしま・かずま)さんに話を聞いた。

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演劇の道から農業の世界へ

中嶋さんは現在、44歳。「ミニトマトの栽培農家になりたい」と思い、出身地である北海道岩見沢市で40歳のときに就農した。

栽培面積は全部で36アール。ミニトマトを中心に、イチゴやナス、オクラ、メロンを5棟のハウスでつくっている。露地でカボチャやズッキーニなども育てている。最近はニンニクの栽培にも力を入れ始めた。

ミニトマトの主な出荷先は地元の農協。ほかの作物は自宅に設けた無人の直売所で売っているほか、市場や飲食店などにも販売している。ただそれだけでは収入が足りないため、冬は除雪のアルバイトをしている。

ここでいくつか疑問が浮かぶ。なぜ36アールという狭い面積にとどまっているのか。就農動機となったミニトマト以外の作物も育てているのはなぜか。そして、どうしてほかの作物は農協に出荷しないのか。

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