農業で自分がどうなりたいかを思い描け
皆さんが農業に就いた時、または農業を始めようと思った時、どのような目標を持っていたでしょうか。農業で稼ぐことを夢見て「農業所得◯◯万円を達成する」とか、田舎暮らしにあこがれ「自給自足の生活をしたい」とか、それぞれに目標があったと思います。
私自身は就農時に「農業という職業の地位を上げたい」と考えていましたので、それを達成するために「農業の世界でメジャーになる」という目標を掲げ、今までいろいろな新しいことに取り組んできました。珍しい野菜を作ることもそうですし、販路を広げることもそうでした。
農業の世界でどうなりたいかは人それぞれですが、私の経験から、自分の目標達成のために必要なことは、未知のことでも挑戦した方がよいと思います。もちろん、知らないこと、わからないことに挑戦するのですから、全てがうまくいくとは限りません。私もさまざまなことに挑戦してきてうまくいったことばかりではありませんが、どの経験も決して無駄ではなかったと言えます。
ただ、時間と労力は限られていますので、多少の取捨選択は必要となります。
費用対効果はどうか
取捨選択をするために考えなくてはならないことが費用対効果です。例を2つあげて解説します。