首都圏の西友130店に供給
プランツラボラトリーは湯川さんが2014に設立した。作物の栽培に詳しい東大の研究者と組み、植物工場の独自のシステムを開発した。
主な栽培品目はレタス。西友の上福岡店(埼玉県ふじみ野市)や大森店(東京都品川区)に設けた工場から首都圏にある西友の約130店、仙台市の工場から宮城県にあるヨークベニマルの約60店に供給している。コマツナやターサイなどのベビーリーフ、ミント、キノコなども栽培している。
一般的に植物工場は、大型の施設で大量に生産することを目指している。一株当たりのコストを下げ、利益を出せるようにするのが目的だ。中に入ると栽培棚の高さは人の背丈をはるかに超え、まさに工場という印象だ。
プランツラボラトリーの発想はこの反対。できるだけコンパクトな工場にするのを目標にした。