コンバインを買取してもらう方法
コンバインを買取してもらう際に、買取方法を比較して、最も自分のケースに合った方法を選びましょう。
<コンバインを買取してもらう方法>
ここでは、3つの買取方法について解説していきます。
買取店
実店舗がある買取店にコンバインを査定してもらい、買い取ってもらう方法です。
担当者と直接コミュニケーションを取りながら査定価格を交渉できることや、実際にコンバインの実物を見てもらうというメリットがあります。
一方で、市場価格と比べられないことや、買取店が決める価格に左右されるというデメリットもあります。
また、出張査定を受ける際には査定料や出張料が無料であることを必ず確かめてから査定を依頼しましょう。
ネットオークション
ネットオークションに出品する方法もあります。
需要があれば価格が上がる可能性もあることや、ネットで取引ができる点がメリットです。
また、出品できる期間が決まっていることや、需要がなければ値がつかないことなど、相手の顔が見えないことで信頼性が低いというデメリットもあります。
出品期間がすぎると自動的に取引が終了する場合もあるので、オークションの仕組みを必ず確認してから利用しましょう。
フリマアプリ
フリマアプリはネットオークションと性質が近く、取引が比較的簡単で需要があれば高値になる点はメリットです。
デメリットとしては相手の顔が見えない点が挙げられます。
オークションとは異なる点は、出品期間が決まっていないので、好きなだけ出品できることでしょう。
ネット上のやり取りなのでどのような相手なのかがわからず、トラブルに巻き込まれる恐れもあります。
フリマアプリのチャット機能などを利用して、相手とコミュニケーションを取ることでトラブルを回避しましょう。
コンバインを高く買い取ってもらうコツ
ここでは、コンバインを高く買い取ってもらうためのコツについて詳しく解説します。
<コンバインを高く買い取ってもらうコツ>
- 農機具専門の買取店に売る
- 複数業者で見積もりをとる
- 不要になったタイミングで売却する
- 需要が高くなるタイミングで売る
- きれいに掃除してから売る
- パーツや付属品をまとめて売る
- エンジンを定期的に動かすなどのメンテナンスを行う
- 屋根がある場所で保管する
簡単な対策から難しい対策までありますが、できる対策をとっておくことで少しでも買取価格を上げることをおすすめします。
農機具専門の買取店に売る
農機具専門の買取店を選ぶと、コンバインの価値を知っている担当者に価格を査定してもらえます。
農機具専門の整備士がいる場合もあり、売った後の整備も任せられるというメリットがあります。
買取店に整備士がいないと個別に整備を依頼するため、整備費用がかかり買取価格がその分下がってしまいます。
また、農機具専門の整備士がいれば、少々故障していても修理して買い取ってくれる場合があるのは大きなメリットです。
複数業者で見積もりをとる
これは農機具の買い取りに限った話ではありませんが、買取店を選ぶ際には必ず複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
一店舗だけで買取を決めてしまうと、他店舗と比較できないため、買取相場がわかりません。
相場価格を知らないことが原因で安く買いたたかれてしまう恐れがあります。
そのため、必ず複数の店舗に見積もってもらい、高く買い取ってくれる店舗に買取を依頼するのがおすすめです。
不要になったタイミングで売却する
コンバインを倉庫に長期間保管していると、さびや不具合が発生し、価値が下がってしまう場合があります。
古くても安ければ買いたいという小規模農家などには需要はあるため、古い状態でも売ることは可能です。
しかし、使わないのであれば保管場所をとるうえに維持費もかかるため、価格が下がらないうちになるべく早く売却するとよいでしょう。
需要が高くなるタイミングで売る
コンバインを必要とする人が多くなるタイミングで売ることをおすすめします。
稲の刈り取り時期である、夏場から秋にかけてコンバインの購入を検討する人が増えるため、その時期を狙って査定にだしましょう。
きれいに掃除してから売る
汚れを落とし、車体を磨いて油をさすなど整備を万全にしましょう。
コンバインをきれいに掃除して整備しておくことで、買取価格が上がる可能性もあるのでぜひ試してみましょう。
パーツや付属品をまとめて売る
コンバインのパーツや付属品は、まとめて売りましょう。
付属品などをそろえておくだけでコンバインの価値が上がるので、きれいな状態にして付けておいてください。
エンジンを定期的に動かすなどのメンテナンスを行う
コンバインの状態がよければ、買取価格は上がる可能性が高いためメンテナンスは定期的に行いましょう。
定期的にエンジンを付けることでエンジンオイルやギヤオイルが循環し、オイル内の不純物の沈殿を防ぐことができます。
バッテリーを定期的に充電させないと、バッテリー上がりが起こってしまいます。
コンバインを動かす前に普段行っているメンテナンスをすれば大丈夫です。
メンテナンスが不十分だと買取価格が下がるだけでなく、修理が必要な場合は修理代が余計にかかってしまいます。
また、どのようなメンテナンスをいつしたかがわかる、メンテナンス履歴も出せるようにしておくとよいでしょう。
買取側がコンバインの状態を知ったうえで安心して買い取れるので、買取店舗が高く買い取ってくれる可能性も高まります。
屋根がある場所で保管する
コンバインは、できるだけ屋根がある場所で保管しましょう。
雨や風、雪にさらされると金属部分のさびや劣化が進みやすいですが、屋根があるだけで劣化の進行具合は大きく変わっていきます。
可能であれば、全体が囲われた納屋のような場所に保管しておくのがよいでしょう。
コンバイン買取店の選び方!注目したい7つのポイント
ここでは、よいコンバイン買取店の選び方について解説していきます。
<コンバイン買取店の選び方のポイント>
買取店を選ぶ際には、上記のポイントをひとつひとつ確認しながら、最もよい条件の店舗を選びましょう。
①買取価格は相場以上か
買取価格が相場以下の、ところは避けましょう。
相場価格より高く買い取ってもらうために、あらかじめ買取相場を確認しておくことをおすすめします。
事前に買取相場を調べておき、必ず他店でも査定を依頼しましょう。
②書類手続きを代行してもらえるか
コンバインを売却する際には書類手続きが必要なため、手続きを代行してくれる買取店を選びましょう。
そのため、農機具の取り扱いが多く、手続き方法を知っている店舗を選ぶのがおすすめです。
なお、買い取りの際には、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類が必要です。
買取店を決める際には、買取時の手続きはどうなっているかなどの、手続きの流れも確認しておきましょう。
③出張査定してもらえるか
コンバインを売却する際には、車体の状態を見て査定してもらう必要があります。
その際に、担当者が自宅に来て出張査定してもらえるところを選びましょう。
遠距離の場合は、出張査定や買取をしてもらえない場合もあるため注意が必要です。
買取店を選ぶ際には、出張査定は可能か、出張費用がかかるかどうかを必ず確認しましょう。
④輸送費が安いまたは無料か
買取店によっては輸送費が安い場合や無料の場合もあるので、そのような店舗を選びましょう。
なかには買取価格を高額に設定して、輸送費を高くしているところもあるため、注意が必要です。
買取価格が高い場合も、売却を即決してしまうのは避けましょう。
⑤買取実績は十分か
農機具の買い取り実績がない場合や、買取を始めて間もないなどの場合、十分なサポートを受けられない場合があります。
買取店を選ぶ際には、必ず過去の取引実績や口コミなども確認して優良店を選びましょう。
⑥部品も買い取ってもらえるか
コンバインのアタッチメントや部品なども、一緒に買い取ってもらえるところを選びましょう。
一緒に買い取ってもらうことで、廃棄処理の手間やコスト軽減できます。
部品があることで買取価格が上がることもあるので、購入時に付属していた部品をそろえておき、しっかりと洗浄やメンテナンスをしておきましょう。
買取店舗を選ぶ際には、部品も一緒に買い取ってもらえるかどうか、部品を付けると買取価格は上がるかなども確認しましょう。
⑦古いコンバインも買い取ってもらえるか
コンバインの型が古い場合や、ある程度劣化している場合なども買い取ってもらえるかを確認しましょう。
型が古ければそれだけ価格は下がりますが、安くても買い取ってもらうことができれば、廃棄処分の手間やコストがなくなるメリットがあります。
コンバインはほとんどがディーゼルエンジンを使用しており、ガソリンエンジンの車よりも耐久性が高いです。
そのため、古くても稼働すればコンバインの価値は失われにくく、型が古くても買い取ってもらえる場合があります。
コンバインの買取相場
少しでも高く買い取ってもらうために、あらかじめコンバインの買取価格を確認しておきましょう。
<コンバインの買取相場>
自脱型の買取相場
自脱型のコンバインとは、刈り取りながら稲穂の穂先を脱穀装置に供給し、脱穀を行う自走式コンバインのことをいいます。
高度な機能が備わっているため、買取価格は普通型よりも高い傾向があります。
車体や刈取装置、脱穀装置の状態や型、メーカーなどにもよりますが、業者がホームページで公表している相場は、10万円~150万円の買取価格です。
また、GPS機能、IoT機能など高機能が備わっているコンバインだと、さらに価格が上がり、数百万円~一千万円で売れるものもあります。
普通型の買取相場
脱穀機能がない普通型のコンバインは、稲以外の作物にも対応できることから汎用型とも呼ばれます。
普通型のコンバインの買取価格相場は業者がホームページで公表している相場は、10万円~100万円程度です。
自脱型よりも車体が小さいことから、田んぼの四隅も効率的に刈り取ることが可能で、アタッチメントを変えれば一台で稲刈り以外の作業も対応できます。
しかし、ほとんどのコンバインが自脱型で普通型のコンバインは数が少ないため、価格のばらつきが大きいです。
車体の洗浄やメンテナンスをしっかりと行って、少しでも価格が上がるようにしておきましょう。
おすすめのコンバイン買取店7選
おすすめのコンバイン買取店を6店ご紹介します。
買取を考えている人はそれぞれの店に買取査定をしてもらい、もっともお得に買い取ってくれるところを探してみましょう。
<おすすめのコンバイン買取店7選>
ご紹介する上記の7店舗は、単独の買取店舗もあれば、一括査定サイトやフリマサイトのように使えるサイトもあります。
それぞれのサイトの買取価格や使い勝手、対象エリア、サービス内容やサービスの流れなどを比較してみましょう。
ヒカカク!

運営会社 | 株式会社じげん |
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また、買取業者のクチコミや評判を参考にできるため、安心して取引を進めることができます。さらに、対応商品が幅広く、コンバインだけでなく、トラクターや耕運機、田植え機など多岐にわたる点も魅力です。
<ヒカカク!のおすすめポイント>
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- 【幅広い対応商品】コンバイン、トラクター、耕運機、田植え機など、多岐にわたる農機具を取り扱っており、一度に複数の商品を査定依頼できます。
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農機具買取査定君の買い取りの流れは、以下のとおりです。
公式サイトからメーカーや形状、稼働時間などの農機具の情報を入力して一括査定を依頼すると、複数の農機具買取会社に情報が送信され、査定が行われます。
査定結果が届き、複数の査定内容を比較検討することが可能です。
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農機具高く売れるドットコムは、農機具の買取を10年間続けてきた実績がある農機具買取サイトです。
運営会社 | 株式会社マーケットエンタープライズ |
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機種ごとの査定価格の参考金額も掲載されているので、非常に便利です。
Web査定の他に、電話での査定受付も土日、祝日も対応しています。
査定を申し込んで、概算の買い取り金額がわかったら買取方法を選び、商品引き渡し、動作確認後に最終的な買い取り金額が決定します。
農機具買取ドットコム

農機具買取ドットコムは、日本全国に対応している国内最大級の農機具買取専門店です。
運営会社 | 株式会社マーケットエンタープライズ |
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査定料は無料なうえに、Webからかんたんに買取価格を調べられます。
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扱った買取台数は5,000台以上で、累計買い取り総額は42億円と豊富な実績があり、経験豊富なスタッフによるスピード査定を受けられます。
査定方法は加点方式で、買取希望のコンバインなど農機具のよい点を見つけながら高額査定してくれます。
工具男子

工具男子は出張買取の対象エリアが関東と九州のみと狭いですが、店頭買い取りや宅配買い取りにも対応しています。
運営会社 | 株式会社タナクロ |
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出張対応 | 関東・九州 |
査定料 | 無料 |
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工具男子では工具や農機具などを専門に扱っているため、機械整備に詳しい専門スタッフが常駐しているのが特徴です。
関東や九州で独自の販売ルートを持っているため売買の回転が速く、高額買取が期待できます。
専用フォーム、または電話で査定申し込みをすると、スタッフが引き取りに訪問し、店頭に持ち帰って査定を行います。
査定結果をお知らせした後、査定結果に問題がなければ買取が行われて、買取金が振り込まれるのです。
農機具王

農機具王は、10年間の販売実績があり、累計買い取り金額は54.7億円を突破、農機具の年間買い取り件数は15,000件を誇ります。
運営会社 | 株式会社リンク |
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出張対応 | 全国対応 |
査定料 | 無料 |
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査定を申込むと、担当者がスピーディーに査定に行い、即日現金渡しの対応が可能です。
最短で当日査定も可能なので、査定額が早く知りたい場合はおすすめです。
電話やWebページ、LINEなどで無料出張査定を申込むと、後日査定日の日程調整の連絡が入ります。
査定日にスタッフが訪問して現地で出張査定を行い、査定額に納得すればその場で現金買取が可能です。
なお、査定対象が多い場合は、後日査定が行われることもあります。
UMM(中古農機市場)

UMM(中古農機市場)は、中古農機具を専門に扱う買取専門店で、年間買い取り台数は5,000台と実績も豊富です。
運営会社 |
株式会社UMM (グループ企業:株式会社マーケットエンタープライズ) |
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出張対応 | 全国対応 |
査定料 | 無料 |
手数料 | 無料 |
年会費 |
農家会員:無料 業者会員:入会費33,000円/年会費55,000円 |
Webでの申し込み | こちら |
UMMの特徴は、実際の取引実績などをもとに相場情報を詳しく見られることです。
相場情報だけでなく、売買実績一覧、初めての中古農機ガイドなどの役立つ情報も満載です。
UMM(中古農機市場)での買い取りの流れは、以下のとおりです。
売却したい農機具のメーカーや稼働時間などの情報を入力し、買取査定を依頼すると、それを見た買い取り業者から買い取り額がメールで届きます。
各社の買い取り額を比較して最高額の買い取り先を決め、買取手続きを行います。
まとめ
この記事では、コンバインを高く買い取ってもらう方法のほか、買取相場やおすすめ買取店まで詳しく解説しました。
コンバインなどの農機具を売りたい場合は、メンテナンスをして状態をよくしておく、需要が高まる時期に売るなどの工夫をすることで買取価格が高くなります。
相場以上の価格で買い取ってくれるところを探す、出張査定の費用や輸送費を確認するなどのポイントをおさえて買い取り先を探しましょう。
これからコンバインの買取依頼を検討している人は、この記事を参考にしていただき、少しでも高く買い取ってもらえるように工夫してみましょう。