マイナビ農業TOP > 就農 > 新規就農者を支える福島市の「あぐりっしゅサポートパッケージ」。技術的・精神的サポートで成功への道筋を共に

タイアップ

新規就農者を支える福島市の「あぐりっしゅサポートパッケージ」。技術的・精神的サポートで成功への道筋を共に

新規就農者を支える福島市の「あぐりっしゅサポートパッケージ」。技術的・精神的サポートで成功への道筋を共に

自然相手の農業は時に、セオリー通りにいかないことも多く、さまざまな悩みに直面することがあります。そんな時に、技術的なサポートだけでなく、精神面でも助けになるのが福島県福島市の「あぐりっしゅサポートパッケージ」の「農業メンター事業」です。“センパイ農家さん”が丁寧に対応し、農業の課題に向き合いながら成功への道筋を共に考えてくれます。そこで今回は、実際に制度を利用しているフレッシュ農家さん(=新規就農者)とセンパイ農家さん(=先輩就農者)を取材。ベテラン農家による農業体験についても紹介します。

twitter twitter twitter

「あぐりっしゅサポートパッケージ」とは

福島市が提供する新規就農者に向けた「あぐりっしゅサポートパッケージ」とは、スムーズな独立就農の実現に向け、相談から農業体験、支援金の申請まで福島市が窓口となり、ワンストップで必要な手続きやマッチングを行う制度です。

しかし、独立就農はあくまでスタートラインです。「あぐりっしゅサポートパッケージ」では独立就農後の支援として、「農業メンター事業」を導入し、最長2年間、センパイ農家さんが“メンター”となってフレッシュ農家さんに寄り添い、困りごとや悩みをサポート。栽培技術や経営管理、地域活動など、農業に関するあらゆることの相談に応じます。

「あぐりっしゅサポートパッケージ」についてのその他の記事は以下を参照▼
こんなサポートがほしかった!独立就農後の相談&悩みを「センパイ農家さん」が支えます。福島県福島市「あぐりっしゅサポートパッケージ・農業メンター事業」とは
こんなサポートがほしかった!独立就農後の相談&悩みを「センパイ農家さん」が支えます。福島県福島市「あぐりっしゅサポートパッケージ・農業メンター事業」とは
農業体験や研修期間を経ていよいよ独立!新規就農者にとって、そこからが本当のスタートになります。栽培や経営のことなど聞きたいことはたくさんあるけれど、独立後はどこに相談していいのか、不安に感じる人も多いことでしょう。そん…

埼玉から福島に移住就農をした就農1年目のフレッシュ農家さんである菊地 由美(きくち・ゆみ)さんと、就農12年目を迎えるセンパイ農家さんの大内 美千代(おおうち・みちよ)さんにお話を伺い、農業メンター事業がもたらすメリットをひも解いてみましょう!

センパイ農家さん・大内さんとの絆が育む、菊地さんの“フレッシュ農家さん”生活

       

埼玉県出身の菊地さんは、夫婦で福島市に移住後、2年間の農業研修を経て2023年4月に果樹農家として念願の独立就農を果たした“フレッシュ農家さん”です。現在、モモ70a、ブドウ30aの農園を切り盛りしています。
※夫・俊作さんは1年間の研修ののち、2022年4月に就農

「長年、農業高校で教鞭を執っていた夫は、“農業の現場を知らないままでは教師として真の学びを教えることはできない”というジレンマを抱えていました。そんな時、林業の研修で訪れた福島県でお世話になった方に、研修先の農家さんを紹介してもらいました。先に、夫が「あぐりっしゅサポートパッケージ」を活用し研修・就農をしていたため、私も同様に制度を活用しようと思いました」
と、話す菊地さんは、夫婦で就農の説明を聞くために福島市を訪れた半年後に移住。果樹栽培が盛んな同市東湯野地区の豊かな自然に魅了され、この地で農家になることを決意しました。

「大内さんは憧れであり、目標とする“センパイ農家さん”です」と話す菊地さん

「農業を生業にしたいという思いが強く、栽培品目にこれといったこだわりはなかったのが本音です。移住するまでの半年間、埼玉と福島を行き来している時に、私たちと同じ県外からの移住者で、果樹農家として成功されている大内さんの存在を知りました。移住前に福島市での暮らしなど、さまざまなお話を大内さんから聞けたことは、移住就農を決心した理由の1つです」
と、菊地さんが絶大な信頼を寄せる大内さんは、2011年4月に三重から福島に夫婦で移住。現在約450aの農地でモモとリンゴを栽培する大内果樹園を営んでいます。

       

「園地や作業場を確保するための一軒家探しなど、苦労した自分たちだからこそ、サポートできることがあると思い、メンターをお受けすることにしました。他県からの移住就農の“センパイ農家さん”として、新規就農者特有の悩みに寄り添うことを心がけています」
と、優しい笑顔で語る大内さんは、菊地さんにとって頼りになる“センパイ農家さん”であると同時に、古くからの友人のような存在です。菊地さんの朗らかな笑顔からも、その関係性を感じることができます。

「自分たちが苦労したことや、解決のために取り組んだことを思い出しながらサポートをしていきたいです」と、メンターとしての思いを語る大内さん

「栽培に関する技術的なことは研修先でしっかり学ぶことができるので、私たちが主にお手伝いをするのは“仲間づくり”です。菊地さんが園地探しに悩まれていた時も、自身の経験に基づいてさまざまなアドバイスをさせていただきました」(大内さん)

「不安に感じることもありましたが、大内さんに話を聞いてもらったり、アドバイスをしてもらったりしたことで、“焦らなくてもいいんだ”と、気持ちがとても楽になりました」(菊地さん)

独立就農への挑戦を後押しする、「あぐりっしゅサポートパッケージ」の農業メンター事業

「モモの袋がけのコツなど、ちょっとしたことでも気軽に相談することができ、とても助かっています」(菊地さん)

「移住当初は、営農と生活基盤を整えることを同時に行うため、心身ともに大変と感じることも多々ありました。生業としての農業は、天候不良や栽培管理の難しさなど、厳しい現実に直面することもあります。でも、それを凌駕(りょうが)する楽しさがあるのも農業です。大内さんや研修先の農家さん、行政などさまざまな方からのアドバイスを受けながら、経営の安定化を目指すことを目標に、頑張っていきたいです」
と、移住から現在までの心境の変化を語る菊地さん。モモの収穫を間近に控えた7月中旬、菊地さんの園地でお話を伺っていると、近隣の農家さんが気さくに声をかけていく様子を何度か目にしました。その雰囲気からも、生産者同士の絆や、助け合いの精神を垣間見ることができます。
「新規就農者はちょっとした変化も不安に感じるもの。技術的なことだけではなく、生活面のことでも気軽に相談できるのが農業メンター事業の最大のメリットだと思います。福島市は「あぐりっしゅサポートパッケージ」をはじめ、行政の制度も充実しているので、農業に興味がある方はぜひ一度、福島市を訪れてみてくださいね」
と、農業を志す人に向け、エールを送る大内さん。

菊地さんの農業への情熱を支え、真摯に向き合うことを可能にした福島市の「あぐりっしゅサポートパッケージ」は、相談から独立就農までワンストップで支援を受けることはもちろん、「農業メンター事業」のみを選択することも可能です。

新規就農者の経営安定と農業の挑戦を後押しする「あぐりっしゅサポートパッケージ」は、農業を志す人にとって頼りになる味方であり、成長を支える貴重な存在といえるでしょう。

新規就農者のファーストステップは農業体験から

就農をするファーストステップとして、福島市では農業体験を実施しています。窓口で相談後、希望する栽培品目や作業に合わせ、センパイ農家さんが1日単位(3時間以上、3日以内)で体験を受け入れてくれます。

受け入れ農家の1つである「ししどりんご園」代表の宍戸 正幸(ししど・まさゆき)さんに、農業体験の魅力について伺いました。

農業体験を高く評価する「ししどりんご園」代表の宍戸さん

「農業の中でも果樹は、苗木から始めるとなると、収益まで数年の時間を要するため、新規就農者にとってはハードルが高い作物の1つです。農業体験では農業の楽しさはもちろん、そういった厳しい面もお伝えして、体験者のためになるアドバイスができればと考えています」

と、制度を評価する宍戸さん。300aもの広大な園地で、リンゴやモモ、サクランボを栽培する宍戸さんは、農業体験を受け入れるにあたり、どのような思いを抱いているのでしょう。

「農業体験で、農業の全てを知ることはできませんが、就農への大きなきっかけになると思います。福島の気候風土や、生産者とのふれあいを通し、一つでも福島の農業の魅力を感じてもらえたら嬉しいです。また、体験を通し、農業は作って売るだけの商売ではなく、美味しいものを作る仕事であることを実感していただきたいです。農業体験をきっかけに就農を志していただければ幸いですが、福島市で過ごした時間を、人生の1ページとして刻んでくださいね」

早生種の「はつひめ」を皮切りに、主力品種の「あかつき」、「さくら白桃」と、福島市のモモの収穫は7月上旬から9月中旬まで出荷の最盛期を迎える

実直に農業を営む福島市の農家さんたちは、農業をやってみたいけれど、何から始めるべきかわからない、作付け品目が選べない、まずは体験から始めたいなど、さまざまなニーズに対応する懐の深さがあります。「あぐりっしゅサポートパッケージ」はその象徴とも言える制度です。宍戸さんはこれからの農業においても、制度が大いに活用されると言葉を続けます。

「これからの農業はAIやIoTなど、スマート農業が主流になってくることが予想されます。それを使いこなすには若い世代の感覚や知識が必要不可欠です。「あぐりっしゅサポートパッケージ」をきっかけに若い担い手が増え、ネットワークを作ることで効率化と省力化に取り組んでいただきたいです」

と、未来の担い手に期待を寄せる宍戸さん。

     

センパイ農家さんがフレッシュ農家さんを支えるカルチャーが根付く福島市の農業は、スマート農業をはじめ、さまざまな可能性が秘められています。
まずは農業体験で文化や風土を感じてみませんか?頼りになるセンパイ農家さんたちがあなたの挑戦を待っています。

農業体験のお申し込みはコチラ

新規就農支援パンフレット
『あぐりっしゅサポートパッケージ』もCheck!

■お問い合わせ■
福島市 農政部 農業企画課 農業担い手係
〒960-8601
福島県福島市五老内町3番1号
TEL:024-525-3740
FAX:024-533-2725

タイアップ

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

関連記事

タイアップ企画

公式SNS

「個人情報の取り扱いについて」の同意

2023年4月3日に「個人情報の取り扱いについて」が改訂されました。
マイナビ農業をご利用いただくには「個人情報の取り扱いについて」の内容をご確認いただき、同意いただく必要がございます。

■変更内容
個人情報の利用目的の以下の項目を追加
(7)行動履歴を会員情報と紐づけて分析した上で以下に活用。

内容に同意してサービスを利用する