貿易会社発!常識を覆した画期的なブルーベリー栽培システム
『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』は、1973年創業のオーシャン貿易株式会社が開発した人工培地養液栽培システムです。専用培地や肥料、混入機、特許品種を組み合わせて独自のノウハウを一貫して提供しています。
代表取締役会長の米田多智夫氏の理念に基づき、売り手、買い手、世間が”三方よし”となる独創的なビジネスを展開。日本初のタスマニア牛ハラミの輸入やブランド鮭『オーロラサーモン』の開発など、さまざまな事業を展開しています。
導入8年、安定した生育と管理のしやすさが決め手に!
静岡県東部の長泉町でブルーベリー狩りができる平野農園では、『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』と土耕栽培の両方を採用しています。
代表の平野則之さんは沼津市で会社勤めをしていましたが、いろいろな事情が重なり、新規就農の道を選びました。やるのであれば「人と関わり、体験を含めて販売できる観光農園をやりたい!」と、10年前に起業。当初から周辺との差別化を考え、ブルーベリー農園しかないと考えていました。
当初は土耕栽培のみでしたが、ブルーベリーの情報を収集中にインターネット上で見つけたのが『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』。見学の際、土耕では育てにくいとされていたハイブッシュ系のブルーベリーが大きく育っているのを目の当たりにして、すぐに導入を決めたそうです。
導入して特に実感したのは、生育や収穫の安定感。土耕栽培では同じ品種でも、どうしても生育にバラツキが出てしまうもの。しかし、『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』は管理がしやすいだけでなく、安定して早く生育し、収穫量も多いそうです。
また、土耕栽培は朝露で地面がぬかるんでしまうことも少なくありません。しかし、『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』はシートを敷いた上にポットを置いて生育するため歩きやすく、ベビーカーや車いすで訪れるお客さんにも喜ばれています。もちろん、ブルーベリーの美味しさも上々。リピーターもたくさん訪れているほか、テレビなどのメディア取材もたくさん来ています。
現在は、土耕栽培と養液栽培で時期をずらして提供している平野農園。今後は収穫量も多く味も安定して美味しい、養液栽培で長期間収穫できるよう、栽培品種や本数などを調整していきたいと考えているそうです。
また、土耕区より養液栽培区の入園料を高く設定しています。それでも美味しい果実を食べたいお客様が多く、シーズン最盛期には養液栽培区にお客様が殺到!「果実の供給が間に合わないかも?」と心配になる日も少なくないそうです。需要の高い養液栽培区のブルーベリーはいくらあっても良く、農園の管理面積拡大も目標の1つになっています。
2021年からカフェ事業スタート
平野農園は2021年に、ブルーベリー狩りだけでなく、カフェ事業をスタートしました。農園のブルーベリーをたっぷりと使い、濃厚な甘みと酸味が味わえる期間限定のブルーベリースムージーや、ブルーベリーソースがたっぷりとかかったひんやりと冷たいアイスクリームは、暑い夏にぴったり!ブルーベリーのピッツァも大人気!
お土産にも最適な無添加のブルーベリージャムは、果実の形を残すために大粒の果実を後から加えるなど、味わいと食感のため製法にもこだわっています。ブルーベリージャムは、そのおいしさから、長泉町商工会の長泉ブランドに認定されました。
平野農園では苗木販売も行っています。家庭菜園のために購入する人のほか、なるべく早く収穫したいという農園からのニーズもあるそうです。しかしながら、苗木栽培に使用しているピートモスは、一度乾燥してしまうと水を吸わなくなってしまい、苗木ごとバケツの水につけておいてもなかなか水を吸い上げません。取り扱いが難しく、作業時間が長くなるのがデメリットでした。
ピートモスの苗木についてオーシャン貿易の担当に相談したところ、紹介されたのが透水材の『サチュライド』。半信半疑でサンプルを使い始めたそうですが、その効果の高さに驚いて導入を決定。導入前と比較して、ピートモスにかける作業時間を大幅に短縮できるようになりました。
『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』のメンテナンスや故障、ブルーベリーの品種などについてはもちろん、ちょっとした悩みも拾い上げて新しい提案をしてくれるオーシャン貿易。何かあれば電話をかけてきてくれ、メッセージアプリでも連絡を取り合えます。
他にも、ブルーベリーの生育状況を見て「こうするといいですよ」とアドバイスをくれるなど、充実したサポート体制も、オーシャン貿易の魅力だと平野さんは言います。
平野農園の美味しいブルーベリーの評判は口コミでも広がり、有名なパティシエさんも使用されており、その品質には高い評価が集まっています。平野さんは、今後も品質を落とすことなく、観光農園ならではの人との関わりと体験を提供し、地域に貢献していきたいと語っていました。
管理しやすく生育も早い『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』、土全体に水を行き渡らせる『サチュライド』。新規就農をお考えの方は、導入後も栽培に関する充実したサポートを提供するオーシャン貿易をパートナーに、ブルーベリーの栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?
商品名
ブルーベリー人工培地養液栽培システム『ブルーベリーバッグカルチャーシステム』
初期導入コストの目安:100万円~600万円(税込)
持続性透水剤『サチュライド』
416円~1万8315円(税込)
お問合せ
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著者:宮崎新之
撮影:荒金大介