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カット野菜の革命――こだわりの製法で「野菜本来のおいしさ」の追求と「消費期限延長」によるフードロス削減に貢献。更なる躍進を誓う食品加工会社フードプラン

カット野菜の革命――こだわりの製法で「野菜本来のおいしさ」の追求と「消費期限延長」によるフードロス削減に貢献。更なる躍進を誓う食品加工会社フードプラン

おいしさのために、“野菜になるべく負荷を与えない”ことを徹底し、華やかなクリエイティブセンスで唯一無二のブランディングを構築。業界大手も熱視線を注ぐ高知県の食品加工会社が、株式会社フードプランです。そんな彼らが選んだ野菜洗浄・殺菌のシステムは、『野菜キレイSaOシステム』でした。「野菜本来のおいしさ」と「消費期限の延長」を実現したこの革新的なシステムを導入するまでの経緯とこれからの展望を聞きました。

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サラダのおいしさと消費期限延長をどう両立するか 譲れなかったポリシー

株式会社フードプラン(以降フードプラン)のある高知県・仁淀川町によどがわちょうは、2004年に吾川村・池川町・仁淀村の3町村が合併して誕生した新しい町です。北に四国山地、東西に仁淀川が横断し、豊かな自然に恵まれています。
”奇跡の清流”と呼ばれる仁淀川。エメラルドグリーンともターコイズブルーとも呼べる川の青さを表現した ”仁淀ブルー” という愛称と共に、県内外の人に愛されています。

フードプランは、この川の恵みを受けてこだわりのカット野菜を製造・販売しています。

物流コストを考えると決して恵まれた立地ではないものの、高知県の地域アクションプランという支援事業により、仁淀川の豊富な水源を確保しています。

フードプランの企業理念と3つのポリシー

フードプランの企業理念は、10年前に当時の社員全員で考えて決めた仏教の教えの言葉「自利利他円満」。自分たちの利益ばかり追い求めるのではなく、販売先であるお得意さまの利益、そして消費者の利益をも追究しています。

起業理念に基づくポリシーのうち、「ひとつは、『食はファッション』です」と教えてくれたのは、代表取締役・森下由朗さん。
フードプランのサラダは、カラフルでキャッチ―なパッケージが特長です。そしてコーディネート=野菜の色の組み合わせにもこだわり、主な消費者である女性を意識して中身の野菜を赤、黄、緑、紫、白などカラフルに区分した「色のサラダ」を考案しました。これが1日何千パックと爆発的に売れ、他社メーカーも追随したと言います。
そのほかにも、料理の用途に応じた細さの違うネギなど、消費者の目線に立った500以上の規格でカット野菜を揃えています。

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「おしゃれであることにこだわっていきたい」と話す代表取締役の森下由朗さん

大事にしている残り2つのポリシーは、「世界基準の衛生管理を行える環境を整えること」、そして「健康補助食品を出荷しているという考え方に基づき決断していくこと」という消費者の健康に配慮した強い決意です。

常務取締役・田頭記世さんがこのポリシーにまつわる“消費期限”と格闘した日々を振り返ります。
「これまで弊社のサラダの消費期限は、『D+2』と呼ばれる製造日の翌々日でした。高知から東京に発送した場合、販売店に到着した数時間後には破棄になる短さです。健康補助食品を出荷しているという自負から、消費期限を延ばすための薬剤は使用しておりませんでした」

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3種類のレタスをブーケ状にまとめた「ピュアブーケ」を大切に持つ常務取締役の田頭記世さん

しかし、96時間品質を保てるという『D+4』のカット野菜が業界に出てきたことが、ターニングポイントになります。
「食品を扱う業者にとって、消費期限の長さは取引のポイントとして有力であることは明らかです。薬剤を使わずどうにか消費期限を延ばせられないか模索していたところで、ライオンハイジーン株式会社(以降ライオンハイジーン)と出会いました」

出会いは飛び込みの電話だったということですが、「普段はそんな飛び込みの電話に対応しないのですが、担当の方の人柄があまりにもよかったので、『野菜キレイSaOシステム』の話を聞いてみようと思いました」と田頭さんは目を細めます。

味や香りはそのままに、消費期限を3日延ばすことに成功

『野菜キレイSaOシステム』とは、野菜のスライス工程において、オゾン水と専用洗剤をかけ流して、野菜を洗浄・殺菌するシステムのことです。
野菜本来の香り、食感、味を楽しめるカット野菜を、1日でも長く味わってほしいという思いから、長年にわたる研究の末誕生しました。

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オゾン水を生成している『野菜キレイSaOシステム』の一部

フードプランでは、ライオンハイジーンと協力し、2021年から自社に合った洗浄の仕組みを模索しました。
当初は洗浄方法が異なるためうまくいかなかったこともありましたが、お互いに東京と高知を行き来し、ベストな方法が見つかったと言います。

「『野菜キレイSaOシステム』によって消費期限はD+2がD+5までに延ばすことができました」と喜びの声をあげるのは、取締役の齋藤孝幸さんです。

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「効果が驚くほど出ました」と話す取締役の齋藤孝幸さん

「消費期限が延ばせたことは、私たちにとっても、お得意さまにとっても、お客さまにとっても、そして環境にとってもいいことです。企業理念『自利利他円満』を体現したサービスに近づくことができました。他社のカット野菜と異なり薬剤の味や香りがないので、うちのサラダしか口に合わないといった嬉しい声もいただきました」

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食品加工の現場でよく使われている塩素系殺菌剤(フードプランでは不使用)を使用した場合と野菜キレイSaOシステムでの食味の比較実験(ライオンハイジーン調べ)

田頭さんも「キャベツはふんわりしていて退色もなく、パプリカは一定の時間が経ったあともドリップのべたつきもなく、切断面がシャキっとした状態です」と仕上がりに手ごたえを感じているようすです。

  

『野菜キレイSaOシステム』のここがすごい!

特長①
高い殺菌効果を発揮するオゾン水の洗浄により、
野菜へのダメージをできるだけ軽減して、
菌数制御と野菜の品質維持を両立できる

特長②
交差汚染による菌数が増えやすい野菜のスライス工程で
菌数制御を効果的に実施でき、
同時に殺菌時間軽減や機能水などの使用量軽減につながる


「おいしさ」と「消費期限延長」をいずれも成立し、さらなる挑戦を誓う

森下さんに今後の展望を尋ねると、「次の代に繋いでいけるように、生野菜商品を主軸としつつ、プラスアルファも考えていきたいです」と力強い抱負をもらいました。
「今はショートライフの商品をつくっていますが、企業価値を上げるためにはロングライフの商品も必要です。大手メーカーのカレーシリーズや、創業140年の老舗のだしを使ったドレッシングの開発など、さまざまなことに挑戦させていただいています」

さらなる挑戦を口にする森下さんには、経営者としての苦い記憶がありました。「色のサラダ」のようなヒット商品を生み出すまでの道程は決して順風満帆ではなく、代替わりして森下さんが代表になったころは、経営難に苦しみ、日々の資金繰りに奔走していたと言います。
「たった4人の社員で、死にもの狂いで資金を集める日々でした。絶対に我々の代で終わらせてはいけないという気持ちでいました」

厳しい時代を経たからこそ、掲げる経営理念「自利利他円満」には重みがあり、事業のひとつひとつには消費者や地域への思いが込められています。
実際にフードプランは、地域の中学生に地元食材を使ったフレンチのコース料理とマナー講座を提供する“仁淀川レストラン”という食育にも取り組んでいます。そのほか、社員全員が「食育インストラクター」の資格を取得し、サラダに関する出前授業を行うなど、「食」を通じた社会貢献を率先して実施しています。

「野菜本来のおいしさの追求」と「消費期限延長によるフードロス削減」への貢献のいずれも成立させるというチャレンジを経て、さらなる未来を見据えるフードプラン。
その躍進にこれからも目が離せません。

フードプランが使用している『野菜キレイSaOシステム』については、ライオンハイジーンへお気軽にご連絡ください。

カット野菜の品質の改善などに苦心している事業者の方にとって、大きな躍進の機会になるかもしれません。

『野菜キレイSaOシステム』詳細はこちら

【取材協力】

株式会社フードプラン

【お問い合わせ】

ライオンハイジーン株式会社 企画開発部 商品企画グループ
住所:東京都台東区蔵前1-3-28
電話:03-6739-9071(商品企画グループ)

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