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珍しい国産ゴマを「顔写真つき」でブランド化、特注の機械で栽培効率アップ

吉田 忠則

ライター:

連載企画:農業経営のヒント

珍しい国産ゴマを「顔写真つき」でブランド化、特注の機械で栽培効率アップ

特色のある作物を育て、農機具や栽培で独自の工夫を重ね、自分のブランドで農産物やその加工品を販売する。農家の多くが一度は挑んでみたいテーマではないだろうか。2020年に独立就農し、それを実践している鈴木香純(すずき・かすみ)さんを取材した。

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作りやすくて保存が利き、身近な作物を選定

鈴木さんが運営する農園「香胡園(かごえん)」は埼玉県日高市にある。面積は5ヘクタール強で、そのうち3ヘクタールでゴマを育て、残りの畑で小麦を栽培している。売り先は自然食品店や生協などだ。

日本で消費されているゴマのほとんどは海外産で、ナイジェリアやブルキナファソなどアフリカ諸国から輸入している。ほぼゼロに近い日本のゴマの自給率を高めることが、鈴木さんの大きな目標だ。

鈴木さんがゴマを作り始めたのは2016年。それ以前から農業に興味を持っていた。当時勤めていたレストランの運営会社の社長がそれを知り、「何か作ってみれば」と言って会社が持っている畑を貸してくれた。この会社は農産物の販売も手がけており、鈴木さんが育てたものも売ることができるからだ。

ゴマ畑の様子

香胡園のゴマ畑の様子

ゴマという日本でほとんど作られていない作物を選んだ理由はいくつかある。

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