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【三重県津市】就農への不安を払拭!JGAP認証の営農組合で、働きながら学べる持続可能な農業

【三重県津市】就農への不安を払拭!JGAP認証の営農組合で、働きながら学べる持続可能な農業

「農業をはじめたいけど、知識や技術の身に付け方がわからない」「生活基盤を築けるか不安」な方には、雇用就農という選択肢があります。農業法人に就職すれば、安定収入を得られるだけでなく、栽培技術の習得・農業経営のノウハウを学べるメリットも。

今回は、三重県津市にある農事組合法人『二子営農組合』の「働きながら学べる就農支援」をご紹介します。

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安濃町は豊かな水に恵まれたお米の産地

伊勢平野の真ん中、海や山など豊かな自然に恵まれた津市。県庁所在地の津市は交通アクセスも抜群で、電車で名古屋まで1時間、大阪までは1時間半と、都市部へ行くのにも便利な立地です。

取材で訪れた安濃町は、津市の中心部から車で約20分。田園風景が広がるのどかな地域です。豊かな水を運ぶ安濃川が流れる安濃町では、米作りを中心に小麦や大豆の栽培が盛んに行われています。

ほ場整備が進められ、区画や農道の農業用水路が整い、効率的に農作業を行える環境も魅力の1つ。かつては、多くの農家が農業を営んでいましたが、現在は高齢のため離農する人が増え、耕作放棄地の増加が地域の課題でした。

実践的な研修で農業を次世代へ継承

地域の大切な産業を次の世代に引き継ぐため、新規就農支援の取り組みをはじめたのが『二子営農組合』。ここでは雇用就農して、安定した収入を得ながら農業を学べます。現在、従業員は5名で、うち2名は実践的な指導を受ける新規就農者。さっそく、組合長の平井秀次さんと理事の横山光次さんに、取り組みについてお聞きしました。
※2024年1月11日時点の役職

写真左から理事 横山さん、⾧谷川さん、佐藤さん、奥山さん、組合長 平井さん

『二子営農組合』は昭和60年代に、二子山周辺で農業を営んでいた15人の農家が集まったのがはじまりです。地域で協力しながら効率の良い栽培方法の実践や、農業機械の導入などを行ってきました。

現在は近隣農家からの作業請負を含め約100haの農地を管理しています。

『二子営農組合』組合長 平井秀次さん

『二子営農組合』では組織力を活かした大規模な農業を行い、作業の機械化も進んでいます。さらに、持続可能な農場経営への取り組みにも熱心で、『JGAP』の認証を受けているのも特長。品質管理や労働安全、環境保全といった取り組みも身に付けられます。

当組合では米を58ha栽培していて、その転作に小麦と大豆を42haずつ栽培しています。米の品種は『コシヒカリ』、『どんとこい』、『ほしじるし』、もち米の『あゆみもち』、飼料用の『夢あおば』の5品種。

JAと飲食業者への卸しに加え、消費者へ直販も行っています。お客様からは「おいしい」ととても好評で、リピーターがとても多いんですよ。

『二子営農組合』では、水稲、小麦、大豆の栽培技術が学べます。水稲であれば苗の育て方からコンバインでの収穫作業、出荷まで、一連の作業が実務を通じて身に付けられるんです。

さらに、『JGAP』の認証を取得した当組合ならではの品質管理などもレクチャーしています。

『二子営農組合』理事 横山光次さん

さらに『二子営農組合』は県内で唯一、米の鮮度を保つ貯蔵施設「ライスダム」を導入。また、空気搬送で米への異物混入を防ぐ高性能な精米機を用いるなど、おいしさと安全を追求するための設備を完備しています。個人で習得するのが難しい知識や技術を学べるだけでなく、様々な設備に触れられるのも雇用就農のメリットです。

研修後は独立するのもいいですし、組合に残って将来の役員として経営に携わっていただくのも歓迎です。独立の際には農地の確保など、できることはサポートしますよ。

写真は『二子営農組合』にある籾乾燥機

「農業をやりたい」気持ちに応えられるよう、体制を整えてお待ちしています。ぜひ、受け身にならずにここを学びの場として、どんどんチャレンジしてください。

私たちは新しい視点からの意見も大切にしています。気づいたことは遠慮なく話してもらって、意見交換しながら一緒に農業に取り組みましょう。

おいしさと安全を追求するための設備を完備しているのも『二子営農組合』の特長です

安定した収入がある雇用就農で農業の道へ

続いては、『二子営農組合』で働きながら生産技術を学んでいる、2名の若手にお話しを聞きました。佐藤さんは5年前に神奈川県から、奥さまの実家がある三重県に移住。農業への思いはあったものの、農業に触れた経験はなかったそうです。

妻の実家が農業をしていた縁で三重県に来て、まずは県内の農業大学校へ入校しました。しかし、大学校で学び「農業は甘くない」と現実を痛感したんです。農業で独立して、すぐに家族を養うのは無理だなと。

そんな時に、働きながら生産技術や経営を学べる『二子営農組合』を知り、雇用就農で農業をはじめる道を選びました。

『二子営農組合』で働きながら生産技術を学んでいる佐藤佑典さん

以前は販売員をしていたんですが、お客様の顔色を窺ったり過度な気を遣ったり…疲れてしまったんですね。だから農作業は気持ちがラクです。

それに、経験を積んで上達していくのが楽しい!なぜ行うのか分からなかった作業も、理由を理解できると面白くなるんです。毎年環境が異なるので、なかなかうまくはいきませんけどね(笑)

さらに、佐藤さんは農産物検査員の資格を取得。現在は収穫した米の等級検査もしています。経験豊富な先輩達が丁寧に教えてくれるので、基礎からしっかりと技術を身に付けられると語ります。

組合の農産物検査員の指導員資格を持つ方に教えていただき、資格を取得しました。

ここは『JGAP』の認証も受けていて、品質管理も徹底されています。そういった高度な技術を学べるのは、他ではできない経験だと思いますね。

着実に経験や知識を身に付けている佐藤さん。将来について、どのようなビジョンを描いているのか聞いてみました。

まだ具体的なことは決めていません。農業で独立するよりは、『二子営農組合』で長く働きたいと考えています。

この地域には働ける場所があまりないので、ここを就労の場にしたい思いがあります。人材不足解消にもなりますし、少しでも地域にも貢献できるようになりたいですね。

大規模営農のノウハウを学べる環境に魅力を感じて

続いて、昨年の3月に就農した奥山さん。農業をはじめたきっかけは何だったのでしょうか。

私は食糧危機が叫ばれる中、農家なら「食いっぱぐれないだろう」と思い就農しました。実家が兼業農家で、幼い頃から農作業に触れていたのも影響していますね。

食糧危機の話題をきっかけに昨年の3月に就農した奥山大輝さん

奥山さんも最初から農業の道を選んだわけではなく、4年制大学を卒業後に三重県の農業大学校で学び、現在にいたります。『二子営農組合』で大規模経営のノウハウを学びたくて就職したそうです。

水稲だけで58haもある、広大なほ場の管理をするのは大変です。作付け計画からはじまり、育苗の管理、耕うんや代かきといった田んぼの準備など、毎日何かしらの作業があります。

面積が広ければ広いほど、効率よく進めるための工程管理が欠かせません。そういった業務を自分で考えながら取り組めるのがとても勉強になりますね。

続けて、『二子営農組合』では若手の自主性を重視しており、のびのびと農業に取り組める環境があると言います。

年が離れている方が多いですが、みなさん私たちの意見を聞いてくれます。「こうすればもっと効率いいんじゃないですか」とか「こんなやり方どうでしょう」とか、提案する機会も多いですね。

自分で考えて実践できる環境が、作業の理解を深め成長や自信につながっていると笑顔で話してくれた奥山さん。

今後はスマート化や効率化にも力を入れたいと考えています。将来、独立するかここで働き続けるか、それはまだ決めていません。いつか自分がやりたい農業を実現できるよう、いろいろと挑戦しようと思います。

***

営農に必要なノウハウを学びながら働ける雇用就農は、新規就農に不安を抱える人にとって、安心して挑戦できる環境が整っています。『二子営農組合』では独立する選択肢に加え、組合の役員としてキャリアを積めるプランも。就農に興味をお持ちの方はぜひ、『二子営農組合』で農業を実践しながら、自分に合った就農イメージを描いてみてはいかがでしょうか?

お問い合わせ

農事組合法人 二子営農組合
〒514-2318 三重県津市安濃町中川13-1
TEL・FAX 059-268-4148

三重県農林水産部 担い手支援課
〒514-8570 三重県津市広明町13
TEL 059-224-2354

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