
獣害対策から災害対応まで自治体の多様な処理課題に対応
近年、熊や鹿、猪をはじめ、さまざまな獣害が深刻化している。捕獲・駆除された獣畜が食肉用として市場に出るのはごくわずかで、自治体がその処理を担っている。地方の山間部だけでなく、都市部の住宅地でも頻繁に獣害が報告されるようになり、今や獣害は日本全国どこの自治体にとっても大きな課題の一つになったと言えるだろう。
獣畜処理は、さまざまな問題をはらんでいる。専門業者に委託すれば高額な費用がかかる。また、保管や運搬時は、臭気や衛生面などの周辺環境への影響にも配慮が必要だ。敷地内で焼却処理をしようにも、獣畜は脂と水分が多くて完全燃焼が難しい。完全燃焼できる一般的な焼却炉は、数千万から1億円と高額だ。森林などに埋めると、腐敗による異臭や地下水の汚染といった懸念もある。このように、獣害の処理は自治体にとって厄介な問題ばかりなのだ。それでも増え続ける獣害には対処を迫られる。中には、年間で数千頭もの獣畜を駆除した自治体もあるという。
そんな自治体業務の負担軽減を目的に開発されたのが小型の超高温焼却炉、『ACE0.5型』。構造基準適合型で設置届出が不要というのが第一の特長だ。設置すれば、その場で捕獲後の害獣の焼却処理が始められ、獣畜の保管・運搬の必要がない。第二の特長は、火力。脂や水分を多く含む獣畜も、安定して高温での焼却処理が可能。焼却後は少量の骨や灰などが残るのみ。

獣害処理後に残った骨
ダイオキシンの発生や煙・ニオイも大幅に抑えられるため、市街地にある自治体でも安心して設置できる。更に操作は非常にシンプル。特別な資格を必要とせず、日常業務の中で扱いやすい点も特長だ。

ボタンやレバーを徹底して排除。誰でも操作できるシンプルさ
価格も同性能帯の焼却炉と比較して導入しやすい水準で、かつ長期の使用に耐えうるという。継続的な使用を前提とした自治体導入にも適していると言えるだろう。
長時間・高温運転にも耐える自治体導入を想定した堅牢設計
『ACE0.5型』は、獣害対策だけでなく、紙おむつなどの難燃性廃棄物処理や、災害時の廃棄物対応など、自治体が直面するさまざまな処理課題への活用も期待できる。しかし、いったいなぜ朝田ケミカルが、これほどの性能を持った焼却炉を開発するに至ったのだろうか。

燃焼実験では、100kgの野菜くずが約1時間でわずか一握りの灰に。『ACE0.5型』は1時間で50kgの紙おむつや汚泥、獣畜を処理可能
きっかけは35年前、自社工場で出る廃油の残渣を焼却するために購入した焼却炉が、高温稼働に耐えきれずに短期間で次々と壊れてしまったことだったという。世にある焼却炉を次々と購入して研究を進め、欠点を潰す方法を考えていった。そうして完成させたのが、1000度以上の高温燃焼を安定して維持し、多様な廃棄物の焼却に対応できる焼却炉だった。更に廃油を助燃剤として利用でき、ランニングコストも抑えられるという特長を持つ。2011年の東日本大震災では、津波被害が甚大だった宮城県石巻市において、津波で流されたがれきのみを燃料として活用し、入浴用の湯を沸かす「希望の湯」プロジェクトを完遂。3万人を超える被災者の方々に温もりと希望を届けることに成功した。使用されたACEボイラーは稼働期間中に一度も故障することなく、現在も現役で運転を続けられる状態を維持しているという。


その性能をそのまま設置届出不要というコンパクトサイズに凝縮したのが、『ACE0.5型』だ。導入前には燃焼試験による性能の確認も可能。実際の処理能力を確認した上で検討できる点も安心材料だ。これからの獣害への対策、そして住民サービスの向上のために、検討してみてはいかがだろうか。

商品情報
小型超高温焼却炉『ACE0.5型』
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