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【第5回】安心安全な農作物を作り続ける農場づくり

【第5回】安心安全な農作物を作り続ける農場づくり

最終更新日:2018年01月17日

GAPとはGood Agricultural Practiceの頭文字をとったもので、日本語で「良い農業の取組み」という意味になります。昨今、GAPは産地や農家の生産工程の管理・改善を体系的に扱う優れた仕組み(標準)として、東京オリンピック・パラリンピックや海外輸出の調達基準になってきています。既に一部の農家ではこのGAP認証取得を、続いてこの農家から原材料の調達を受けた食品加工メーカーでは、まもなく法令に基づいて義務化される食品衛生管理基準HACCP(ハサップ)の資格取得を求める動きが活発化しています。
この特集は、GAP、HACCPの基礎知識から認証取得までのポイント、そして日本農業の再生までを展望した全12回のシリーズで皆さまにお届けしています。

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1.GAPにおける安心・安全とは

GAP

GAPにおける安心・安全とは、一般の消費者が求めている「安心・安全な農作物」とは違います。GAPは、農作物を実際に食べて「おいしい」と言ってくれる一般の消費者に対して直接、「安心・安全な農作物」を保証してくれるわけではありません。農家から農作物を購入するスーパーなどの流通業者に対して、「安心・安全な農作物」の作り方を実践する「農場」を保証します。

2.GAPの起源

もともと、GAPの世界標準であるグローバルGAPは、1990年代に欧州で生まれました。当時は、大手流通業者が、農薬使用基準などを安心・安全な農作物の作り方について、個別の農家に要求していました。農家にとっては、流通業者ごとに異なっている要求に対応するのは非常に手間がかかっていました。流通業者にとっても、欧州以外のアフリカにある契約栽培農家に、こうした要求を伝えて、その順守を監査するのは大変です。そこで、流通業界が、農作物生産工程管理について共通の規範であるGAPを作りました。

3.ISO9001(品質マネジメントシステム)と似ている

GAPは、品質基準に適合した製品を提供し、顧客を満足させるシステム(仕組み)およびその実践であるISO9001と似ています。一つ一つの製品の品質が高いかどうかではなく、品質の高い製品を作り出す仕組みを求めている点です。

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