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絶滅から野生復帰へ 兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」とは

絶滅から野生復帰へ 兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」とは

最終更新日:2018年01月26日

環境破壊などにより絶滅した、日本のコウノトリを野生復帰させた兵庫県豊岡市。嬉しいニュースの裏では、地元農家や行政、住民などが力を合わせ、「コウノトリ育む農法」などを導入し、コウノトリが暮らせる環境の保全に尽力していました。今回はその取り組みについて、豊岡市役所農林水産課、環境農業推進係長の山本大紀(やまもとだいき)さんに、話をうかがいました。

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自然環境の改善とコウノトリの野生復帰

里山の大木に巣を作り、田んぼや川の浅瀬でエサをとって生きるコウノトリ。かつては日本各地に生息する鳥でしたが、戦後の環境変化の影響を受け、1971年に豊岡市に生息していた最後の1羽が姿を消して日本の個体は絶滅しました。

高度経済成長期には、人口増加に伴い、効率的・安定的な食糧供給が必要とされていました。そのため、農業の現場では病害虫を抑える薬剤を使用するなど、様々な効率化が図られました。その結果、コウノトリの主なエサである、カエルや魚などが大幅に減少し、絶滅につながってしまったのです。

豊岡市では、コウノトリの絶滅以前の1965年から人工飼育が始められ、24年目の春にようやく繁殖に成功しました。同時にコウノトリが再び自然界で暮らせるよう、様々な取り組みを続けました。

中でも重要なのは農業です。害虫の防除に農薬を使わないことで、害虫をエサとするクモやカエルなどを増やし、コウノトリが暮らしやすい自然環境を整えることを目指しました。

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