絶滅から野生復帰へ 兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」とは

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絶滅から野生復帰へ 兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」とは(3/3)

絶滅から野生復帰へ 兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」とは
最終更新日:2020年02月05日

環境破壊などにより絶滅した、日本のコウノトリを野生復帰させた兵庫県豊岡市。嬉しいニュースの裏では、地元農家や行政、住民などが力を合わせ、「コウノトリ育む農法」などを導入し、コウノトリが暮らせる環境の保全に尽力していました。今回はその取り組みについて、豊岡市役所農林水産課、環境農業推進係長の山本大紀(やまもとだいき)さんに、話をうかがいました。

コウノトリが暮らせる環境を活かして、農産物をブランド化

コウノトリ育む農法で育てた米は、「コウノトリ育むお米」としてブランド化。栽培の手間はかかるものの、安心安全なブランド米として、一般のお米と比べて高値で売れるといいます。

「農家所得が増えたほか、農家さんの自信ややりがいにもつながっています。近年は、米の食味と収量のアップを目指して、新しい技術に取り組む農家も増えていますよ」。

「コウノトリ育む農法」で育てたお米の最大の特長は、コウノトリと人が共生する里で育まれた米です。減農薬や無農薬で栽培しているので、自然にも人にも優しいということ。味の面でも、食味計の分析で高い評価が出ており、食べた方からも「おいしい」という声が多数届いているそうです。

「コウノトリの野生復帰が広がっていけば、この取り組みに共感する方や『コウノトリ育むお米』を消費する方も増えていくと考えています」。

また豊岡市では、市内で栽培された環境配慮型の農産物とその加工品を、食の安全性に対する消費者ニーズに応える商品として「コウノトリの舞」ブランドに認証しています。現在、50団体がブランド認証を受けて生産に取り組んでいます。

コウノトリを通じて自然との共存を見つめ直して、自然にも人にも優しい農法を編み出した豊岡市。農薬や化学肥料に頼らない、これからの農業の在り方を考え直す指針となっていくことでしょう。

豊岡市役所

画像提供:豊岡市役所

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