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キャベツをまるごと有効活用 みまつ食品の新商品キャベツサイダー(3/3)

キャベツをまるごと有効活用 みまつ食品の新商品キャベツサイダー

群馬県の中華総菜製造卸メーカー「みまつ食品」では、総菜の製造で廃棄していたキャベツの芯や外葉を用いて「キャベツサイダー」を開発しました。資源を大切にする取り組みや、キャベツ風味のサイダーというユニークな発想が注目を集めています。今回は、株式会社みまつ食品の営業本部長兼開発部長、専務執行役員である、古澤篤志(ふるさわあつし)さんに話をうかがいました。

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みまつ食品の新人研修はキャベツの収穫

キャベツ

みまつ食品は農家とのつながりも大切にしています。毎年、新人研修では伊勢崎市のキャベツ農家にうかがって収穫体験を行っています。「みまつ食品が自信を持って使用しているキャベツや栽培している農家のことを、新人研修を通じて知って欲しいのです」。

また、キャベツの成長に関して、みまつ食品の社員と農家の間で綿密に情報交換をしています。そんな関係性が、キャベツサイダーを生み出したのでしょう。この取り組みは、農家にも歓迎されていて「キャベツの無駄な部分を廃棄せず、すべて使ってくれてうれしい」など農家から喜ばれてています。

今後みまつ食品では、サイダー以外でもキャベツエキスを使用した商品の開発を考えています。

「まだ公表はできませんが、第2弾、第3弾と新しい商品の開発計画があります。また、今は群馬県内の販売がメインですが、今後は県外にも販売網を広げられるように、事業を進めていきたいです」。

食材を余すことなく使ってユニークな新商品を開発することで、環境配慮や地域アピールにも貢献しているみまつ食品。キャベツサイダーの取り組みからは、廃棄野菜の有効利用がもたらす新たな可能性を感じました。

株式会社みまつ食品

画像提供:株式会社みまつ食品

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