キャベツをまるごと有効活用 みまつ食品の新商品キャベツサイダー

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キャベツをまるごと有効活用 みまつ食品の新商品キャベツサイダー(2/3)

キャベツをまるごと有効活用 みまつ食品の新商品キャベツサイダー
最終更新日:2020年02月10日

群馬県の中華総菜製造卸メーカー「みまつ食品」では、総菜の製造で廃棄していたキャベツの芯や外葉を用いて「キャベツサイダー」を開発しました。資源を大切にする取り組みや、キャベツ風味のサイダーというユニークな発想が注目を集めています。今回は、株式会社みまつ食品の営業本部長兼開発部長、専務執行役員である、古澤篤志(ふるさわあつし)さんに話をうかがいました。

独自の方法で風味豊かなキャベツエキスを抽出

キャベツ

「キャベツサイダーの開発で最も大変だったのは、キャベツの風味を活かしてエキスを抽出することです」。一般的なエキスの抽出方法では、素材本来の味が損なわれてしまいます。トライアンドエラーを繰り返してたどり着いたのが、液状の食品に含まれる成分を変質させずに濃縮することができる「低温濃縮」と呼ばれる方法でした。

「キャベツエキスを沸点近くまで煮詰めてしまうと、焦げた臭いが出やすくなってしまいます。そこで、55度前後の低温で約3時間かけてエキスをじっくりと煮詰めることにしました」。

こうして3倍に濃縮されたエキスに、炭酸水を加えることで、爽やかな飲み口になります。開発をスタートして3年後の2017年に「キャベツサイダー」は完成しました。一般的な地サイダーより甘みを抑えているので、後味の良いすっきりとした風味を実現させました。また、キャベツをイメージさせる色使いにこだわりしました。

こだわりはキャベツサイダーのパッケージにもあります。「旅行などで群馬県を訪れた方に、群馬らしいお土産を提供したい」という思いから、群馬県のマスコットキャラクター“ぐんまちゃん”をパッケージに取り入れるなど、県内のシールデザイン会社と何度もアイデアを練り、修正を加えながら作りあげました。

キャベツの産地・嬬恋村で地元イベントのPR

キャベツ

2017年7月、満を持してお披露目されたキャベツサイダーは、みまつ食品のある前橋市を中心に地域のお祭りなどのイベントで販売されました。試飲コーナーを設けると、「キャベツの風味や香りがする」、「不思議な味わいの飲み物」と消費者の感想も聞くことができました。

また、使用しているキャベツの生産地である群馬県嬬恋村でもPR活動を展開。嬬恋村役場の観光課を訪れて、地元のイベントでキャベツサイダーを販売して欲しいと働きかけました。そして、嬬恋村のお祭りで地元の方や来場者にPR活動しました。

「キャベツサイダーの開発後、取り組みに興味を持った新聞社やラジオから、多数の問い合わせがありました。みまつ食品の周知度が高まっただけでなく、サイダーに使われているキャベツの産地である嬬恋のアピールにもつながりました」。

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