サクランボの種類
佐藤錦
日本で流通しているサクランボの主流品種です。果皮は黄色をベースにした鮮やかな紅色。種が小さく果肉が多いのが特徴で、旬は6月中旬です。
高砂
酸味があり、食感が比較的やわらかい品種です。果皮は黄色地に赤みを帯びています。米国から導入された「ロックボート・ビガロ」という名前を「高砂」として流通させています。旬は、6月の中旬頃です。
紅秀峰(べにしゅうほう)
主流品種の佐藤錦に比べるとやや大きめで、酸味が少なく甘みが強いのが特徴です。日持ちが良く、旬は7月の中旬頃です。
南陽
黄色味がやや強い赤色の皮を持った、大粒のハート形のサクランボ。実は黄白色で、他の品種に比べるとやや硬め。旬は7月初旬。
ナポレオン
果肉が硬く、流通しやすい品種です。18世紀頃からヨーロッパ諸国で栽培されている歴史ある品種。言わずと知れたフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトから命名されました。佐藤錦の親品種です。
月山錦(がっさんにしき)
赤色が多いサクランボの中で、珍しく黄色い果皮を持った品種です。甘みが強く大粒で、生産量が少なく希少価値が高いため、贈答用として人気があります。旬は6月下旬です。
レーニア
米国の品種で果皮が黄色を帯びた赤色をしています。甘くやわらかい果肉が特徴で、旬は6月下旬です。
ピング
皮も実も赤紫色をしているのが特徴で、果肉はしっかりと硬めです。香りが強い米国の品種で、5月初旬頃市場に出回ります。
見た目のかわいらしさだけでなく、味わいも栄養も魅力的なサクランボ。様々な品種を食べて、サクランボをもっと楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考:「野菜と果物の品目ガイド〜野菜ソムリエEDITION」(農経新聞社)
【野菜と果物ガイド】シリーズはコチラ!